フェニックスが北九州市民球場でのホーム開幕戦を快勝 大分に4-1 (2023年4月1日) #北九州下関フェニックス

【北九州下関フェニックス4-1大分B-リングス(2023年4月1日) 北九州市民球場】

開幕カードを2連勝で終えた北九州下関フェニックスが、本拠地・北九州市に大分B-リングスを迎えたホーム開幕戦。先発・大江海透(#17)の好投と元NPBコンビ・平間隼人(#0)と大河(#23)の活躍でB-リングスを4-1と下し開幕3連勝を飾りました。

先発の大江は6回を1安打1失点、毎回の7奪三振

「フェニックスで最もNPBに近い投手」ともいわれる大江海透が満を持して今季の初登板に臨みました。今季の目標に「155キロを出すこと」を挙げた左腕は3月15日に行われたオープン戦・JR九州戦で自己最速の152キロをマーク。28日の西南学院大戦でも2回をパーフェクトに抑え、好調を持続しています。

立ち上がり、B-リングスの切り込み隊長・新太郎を三振に打ち取ると、1回、2回と完璧なピッチングを披露。3回に先頭・小田に三塁打を許した後にワイルドピッチで1点を失いますが、後続を断ち追加点を許しません。

結局、6回まで投げた大江が許した安打はこの1本のみ。6回を1安打1失点、毎回の7奪三振で初勝利を挙げ、球場を訪れたNPBスカウトの前で上々の投球を見せました。

打撃陣では、開幕2戦でノーヒットに終わった平間隼人が3安打と復調の兆しを見せています。第4打席ではセンターオーバーの長打を放ち、三塁にヘッドスライディング。詰めかけた観客に強い印象を残しました。他では大河が好調をキープ。勝ち越しタイムリーを含む2打点を挙げ、チャンスに強いところを見せました。

この日猛打賞の平間はヘッドスライディングも披露
大河はこの日も打点を挙げ開幕から3試合連続打点

今季のフェニックスの戦いぶりを支えるのが、充実した投手陣です。

先発・大江の後を受けた橋爪海人(#18)、本野一哉(#14)がいずれも1イニングを3者凡退に抑える好投。特に8回に登板した本野は3者連続三振を奪うなど絶好調です。9回にマウンドに上がった今季から選手兼任コーチとなった松本直晃(#66)は不運な二塁打を許したものの、後続を断ち今季初セーブを挙げました。

三者連続三振を奪った本野

なお、この日はホーム開幕戦ということで北九州下関フェニックス球団ファウンダーの堀江貴文氏も来場。セレモニーピッチを行いました。始球式を務めたのは武内和久北九州市長。おふたりは久留米大附設高校の先輩・後輩の間柄です。(武内市長が一級上)

投球練習をする武内市長(左)と堀江貴文氏(右)、西岡剛兼任監督がアドバイスを送っていました。
大分B-リングス0010000001
北九州下関フェニックス10000201X4

【バッテリー】大江、橋爪、本野、松本ー武蔵

【本塁打】

試合後コメント

試合後の西岡剛選手兼任監督

西岡剛選手兼任監督「今年は去年と違って、ピッチャー陣が良い。野手陣が3点から4点取れば自信持ってピッチャー陣を投入できるメンバーが揃った。今日の投手陣の出来は100点。投手起用は兼任コーチの松本(直晃)に全て任せている。彼も選手とコーチを兼任することで経験値が上がる。このフェニックスというチームは勝ちだけではなく人間として新しい経験をしてレベルを上げていくのがテーマなので、選手やコーチ、スタッフを含めて全員で案を出し、勝ちを取っていくチーム作りをしたいと思う。ホーム開幕戦での大江の先発は早い段階から決めていた。彼をNPBに入れたいと思っているし、本人もフェニックスでNPBに一番近いことを自覚してプレーしているので、この試合は彼に任せた」

試合後動画インタビュー

北九州下関フェニックス 公式サイト

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