門司港でカフェ「四稀」の運営とマーケティング支援 岩本 成矢さん【KitaQ Style 1000Project No.10】

岩本成矢さん

ーー今の岩本さんのお仕事の内容を教えてください

岩本さん「カフェ事業以外に、マーケティング支援事業をしています。Webサイト制作のディレクションの仕事や、運用型広告の提案から実装、成果のモニタリングから改善までトータルで引き受けています」

ーー仕事のやり方で東京との違いを感じることはありますか?

岩本さん「仕事の任され方も獲得の仕方も全然違います。
東京では全体の中の一部の工程を任されることが多かったのですが、こちらでは『マーケティングについて困っている』という相談のされ方が多く、マーケティング領域のプロフェッショナルとして常に自分の価値を高めていく必要があると感じています」

ーーどちらの仕事のやり方がご自分に合ってると思いますか?

岩本さん「それぞれの魅力がありますが、今は門司港での仕事にやりがいを感じています」

カフェ「四稀」内観

ーーその他の活動についてお聞かせください

岩本さん「ADDress(定額制の住み放題サービス)の家守(管理人)をやっています。
部屋が4つあって、1部屋に最大2人滞在できるんです。だいたいみなさん、3日から1週間ぐらいは滞在しています。

僕が仕事をして家に戻ると、全く関係のない人たちが4~5人で飲んでいることがあります。家守だから滞在者とコミュニケーションを取らなきゃいけない、ということはないんですが、『空き家を活用した地域問題の解決で繋がりを感じる』ことに共感してADDressに入会した、という共通点を持つ人が多いので、できるだけコミュニケーションを取るように心がけています」

ーー日々の生活で退屈することはなさそうですね

岩本さん「宿泊者とのコミュニケーションが良い気分転換になっています。時間があるときにはひとりで地元のバーに行くこともありますよ」

ーーお酒が好きなんですか?

岩本さん「めちゃめちゃ弱いんですけど好きですね。一杯飲んだらもう上機嫌です(笑)」

ーー東京にいたときとは生活が変わりましたか?

岩本さん「生活のリズムも暮らし方も、大きく変わりました。
東京はキーワードとして『稼ぐ』や『資本主義』が強い街だと思っています。常に上を目指せる一方で、情報にのまれていくような感じがあると思うんですが、門司港の人は暮らしを大切にしていると強く感じています。働くことに対する姿勢も東京とは随分違うのではないでしょうか」

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