食事を通してJリーガーのパフォーマンスをアップ フードトレーナー・三戸真理子(みとまり)さん【KITAQ Style 1000Project No.2】

「北九州市の“人”をもっと知る」がコンセプトのインタビュー企画・KITAQ Style 1000Project。第2回はフードトレーナーの三戸 真理子(みとまり)さんをご紹介します。

東京と北九州の二拠点で、Jリーガーなどのアスリート向けに事業展開を行っている三戸さんに、現在の活動や将来の展望など詳しく話を伺ってきました。

三戸 真理子(みとまり)

プロサッカー選手やオリンピック選手、女優、経営者向けのライフスタイルに合わせて食生活をパーソナライズ。プロフェッショナルのパフォーマンス向上に繋がる食事の提案を得意とする。ポジティブであり続けるための食事を予防医学の観点からアプローチ。著書に「10代スポーツ選手のためのパーソナルフードトレーニング」(カンゼン)。北九州市出身。

アスリートのパフォーマンス向上を支える「フードトレーナー」

みとまり:「パフォーマンスを確認しにミクスタでの試合へ!プロサッカー選手、新井栄聡選手(ブラウブリッツ秋田所属)」※提供写真

ーーフードトレーナーの仕事について教えてください

三戸さん(以下みとまり)「アスリートのパフォーマンス向上のためのトレーニングの一環として、食事でのアプローチをお手伝いさせていただいています。具体的には、食材の効果効能を存分に生かしながら、体が欲している栄養素をパーソナライズしたものを設計し、食処方として提案しています。

その結果、アウトプットされたプレーやパフォーマンスをフィードバックいただきながら、より良い食習慣を作っていく、という仕事です。

基本的にクライアントが口にするものを全てディレクションしています。食事だけでなく飲み物や間食も共有していただきます。『今日は大福を食べました』とという写真も送られてきたりするんです」

ーー共有された情報に対して返信していくんですね

みとまり「アスリートにとってはエネルギー不足が一番困るので、大福などを食べても全然問題ないんです。むしろ『いい補給』といえる場合もあります。クライアントによっては、間食するんだったらこっちの方がより良いですよという提案をすることもあります。

いただいたご連絡には必ず何かしらのリアクションをするようにしています。クライアントには、ハンバーガーやラーメンを食べたときにも嘘をつかずに申告してください、とお願いしています」

ーーアスリート以外のお客様にはどんな方がいるのでしょうか

みとまり「経営者、モデルさんや女優さん、あとは結婚式を控えた女性から依頼を受けることもあります。

モデルさんや女優さんは低カロリーで満足度のある食事を選んだり、彼女たちに必要な栄養素がしっかり入っているものを選んだりしないといけないので、アスリートとはちょっと違うアプローチになります。

その他、食べ物の力を信じて頑張りたい、食べ物に関する知識を吸収したいと思ってくれる方でしたら、どなたの依頼でもお受けしています」

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