隣りもHAPPY

少し前にクラファンに参加した御礼品が届いた。

それは、こちらのブログでお世話になっているエッセイコンテスト

「第2回 キタキュースタイルカップ」作品集2023、綴りましょう ”あなたの大好きな北九州”の冊子。そして岡崎友則さんのポストカードも!わーい!

クラファンに参加したのは受賞された「ビボ日和」を読んで世界観に引き込まれたからだった。ほかの受賞された作品も続きが気になって仕方なかった。実際、一気に読み進めてしまう魅力ある内容だった。

読み進めるなかで涙が出そうにもなった。情景や想い出と交差したからだ。わたしも大きく共感したのは北九州の絶妙なバランス加減に思った。小倉のように都会で流行とお洒落なお店が溢れる街もあり、すこし歩けば昔からの街並みを楽しめたり、海や山の自然もある。そして私の子どもの頃にもいた温かな人情味溢れる大人たちが、今の大人たちにも引き継がれているところも魅力的だ。まったく北九州を知らない土地の人や海外の人にも読んでほしいと思った。きっと出会いたくなる街となるはずだ。

そんなことを感じた翌日、わたしは息子を連れて科学実験教室に出かけた。スペースワールドのあとスペースラボができ、そちらで子ども向けの科学実験がホームページで年間通して募集されていている。その帰りに、せっかくなので八幡東区でランチをしようとなり、初めてのお店に出かけた。タイムスリップした気持ちになったので、ここに残したいと思う。

息子がお肉を食べたいの一言で、お肉とランチで検索して見つけた。 お店は八幡東の中央商店街の中にある。

一歩、階段から降りると昔、祖父に連れてきてもらったようなレトロな雰囲気の別世界。カウンターテーブルに親子で案内されて、カウンターには一面に鉄板が目の前に並ぶ。ランチは入口に案内されているので、親子で和牛ハンバーグランチをオーダー。ふと横に並ぶ、先にオーダーされていたお客様の料理をみて釘付けになった!(それは後ほど 笑)

すぐに私たちのところにサラダとスープ。と、おもったら先ほど釘付けになったものが私たちの目の前の鉄板に並んだ。それは薄くスライスされた食パン! さっき驚いた光景というのは、隣のお客さんの焼かれたばかりのお肉を鉄板上の食パンをお皿のように置いていたから。 私は初めての光景、もちろん息子も初めての光景で失礼と思いながらも、隣に釘付けになっていた。(観察していたが、焼肉とテキ重ランチは食パンではなさそう)

ソースも2種並んだ。私たちのオーダーしたハンバーグも横並びの鉄板で焼かれたあと、一口大にカットされ食パンの上にのった! こっそり息子と話し合い、ここは知ったかぶりをせずソースの種類やこのお皿のように敷かれたパンの食べ方を尋ねた。

そうしたら40年以上も続くお店らしいこと、昔はこのパンは食べずいたことなど話してくれた。そうか、、、食べないのかと思った。 息子はライスをおかわりお願いしますと頼み、ふわっふわのハンバーグが気に入った様子だった。

食後にさしかかったころ、上のお肉やハンバーグが無くなってくると下に敷いたパンを一口大にカットして並べてくれた。今は皆さんお召し上がりになっているかららしい。お客さんのなかにはサンドイッチのように愉しむ方もいるそうだ。のこった2種のソースをパンにつけ食べるとカリッとし最高に美味しかった。ライスをおかわりした息子はきっと満腹になったことだろう 笑

食後の珈琲はそっと息子にはシャーベットを用意してくれた。食事をしながら粋な空気感を店内の雰囲気とサービスとともに感じるランチとなった。

よく”どこに住んでみたい?”と質問があるが私はあまり思い浮かんでこなかった。いまは北九州の隣の遠賀郡にいるけれど、このバランス加減が魅力的な北九州が隣ということは大きいなぁ…とエッセイでまた再認識できた。隣町に住む私でさえ、北九州の利便さや魅力にありがとうと思ったよ。

情景の思い浮かぶ街で生きていくって、歳を重ねて幸せなことだなぁ。