黒崎の「文化商店」に行ったお話

黒崎の商店街の中ーくまで通りと千日名店街が交差する角ーにある小さなお店。

2年前のオープン当初から気になっていたそのお店は、通りがかる度にいつもたくさんのお客さんがいた。お店の名前である「文化商店」が縦書きで大きく書いてあるガラスのドアの向こうにお酒と料理を楽しむ多くの大人がいつも見えるのだ。

気になっているのに行けてないが、インスタはいつもチェックしていた。
食べたことのないメニューやドリンクを少し覚えてしまうくらい、行く前から推していたそんなお店に、先日ようやく行ってきた。

シルバーウィーク勤務を終えた休みの日に、何気なく開いたインスタ。タイムラインの1番上に出てきた「文化商店」の投稿は席の空き状況だった。定休日の日曜日を除いて、インスタのDMでも予約ができるそうだ。

DMで予約ができるのか!とドキドキしながらおそるおそるDMを送った。するとすぐに返信をもらえて、運よく予約することができた。

予約当日、入る前にドア越しで既にお客さんが楽しんでいるのが見えた。ガラスのドアを開けて、カウンター席に座る。カウンターとテーブル席があり、席は10人くらい。小さなそのお店で、ゆったりと時間を過ごした。

文化商店の写真記録

看板メニューでもありそうな「文化特製エビフライ」

大きなえびに、極細麺を巻いてパリッパリに揚げたエビフライ。揚げたてのパリパリの中からぷりぷりのえび、最高においしい。

文化商店で飲むビール

どうぞと差し出されたグラスにも文化商店のロゴ。こういうのって可愛いなあとテンション上がる。このグラスは薄くて、ビールが苦手な私でも口当たりが良く飲みやすく感じた。

無農薬の自家製レモンサワー

「無農薬の瀬戸内レモンを使用しているので、レモンが食べれるんです」と教えてもらって飲んだ自家製レモンサワーはマストドリンク。そのまま食べるレモンのみずみずしさとおいしさにびっくり。

触れるものひとつひとつに思いを込めて

「かわいいものを見ると集めたくなっちゃうんですよね」
北海道でしか買えないサッポロのグラスは、「かわいいものを見ると集めたくなっちゃうんですよね」と思わず買ってしまったと教えてくれた。


その日はたまたまなのか、店主さん一人ですべてをこなしていたにも関わらず、楽しそうに働いているように見えて素敵だった。そして提供時には、料理や物の小さなこだわりやお話を嬉しそうに話してくれたのも印象的だった。

店内で流す音楽はApple Musicにお任せすることもあるけれど、朝に聴きたい曲のプレイリストを作るそう。その日はバンド好きな人にはおそらく刺さるプレイリストだった。

常連さんが多い印象はあるが、居心地がよく、常連になるのも納得。初めてでも入りやすいお店なので、ぜひ小さな空間でゆったりと時間を過ごしてみて欲しい。予約を確実にして行くのがおすすめ。

触れるものひとつひとつに、素敵な店主の思いが溢れている「文化商店」の続きの話をまた今度。

キタキュースタイル 公式ブログ