[北九州市への移住]第10回北九州ライフセミナーin有楽町(6/23)に参加してきました

ナリシゲ(@nari_104)です。

2018年6月23日(土)、東京・有楽町の東京交通会館にある北九州市東京事務所で行われた「第10回北九州ライフセミナーin有楽町」に参加してきました。

「北九州ライフセミナー」は北九州市への移住を検討している方に向け、北九州市を紹介する移住セミナーで、今回が10回目です。

将来的に北九州市へのUターンも検討している私にとっても参考になる話が聞けると思い参加したところ、予想を大きく上回る内容にとても満足しました。

この記事では、「第10回北九州ライフセミナーin有楽町」の模様と、北九州市が行う移住へのサポートを紹介したいと思います。

第10回北九州ライフセミナーin有楽町 内容

第10回北九州ライフセミナーin有楽町「もっと知ろう!夏の北九州市」は以下の内容で行われました。

(1)北九州市ってどんなまち?

北九州市がどんな街であるかを紹介。

例えば以下のような話。

・北九州市の人口は約95万人で、和歌山県の人口(約94万人)よりやや多い=都会である

・北九州市は「発祥」が多く、24時間営業のスーパー、都市モノレール、焼うどん、競輪、パンチパーマが北九州市の発祥である

・北九州市は工業の町というイメージが強いが、門司港レトロ地区皿倉山、旦過市場、河内藤園などの観光名所も多い

・北九州市の物価は東京23区と比べて10%低く、一坪当たりの家賃は55%安い

・北九州市には「角打ち」が約150軒ある

その他、雑誌やニュースサイトの記事を紹介。

(2)北九州市の今年の夏はここがアツイ!

「小倉祇園太鼓」「戸畑祇園大山笠」「わっしょい百万夏まつり」「関門海峡花火大会」「黒崎祇園山笠」「若松みなと祭り」といった、北九州市で行われる祭りの紹介。

(3)北九州市に行くなら・・・

主に北九州市への移住に関する話でした。

終了後「個別移住相談会(くらし・しごと・お試し居住)」が行われました。(私は参加しませんでした)

北九州市の「お試し居住」が充実している

今回の「第10回北九州ライフセミナーin有楽町」で一番驚いたのは、北九州市の移住者へのサポートが非常に手厚いことでした。北九州市が移住に力を入れていることは何となく知っていましたが、まさかここまで充実しているとは。

「お試し居住」用住宅

北九州市の「お試し居住」用住宅を簡単に説明すると以下の通り。

  • 北九州市八幡東区のスペースワールド跡地近くにある2LDK、1LDKの住居
  • 冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなど生活に必要なものが揃っており、ほぼ手ぶらで「お試し居住」を始めることができる
  • JRの駅(スペースワールド駅徒歩7分)からも近く、北九州市の中心・小倉に行くのにも便利(電車で12分)
  • 料金は始めの1週間は1万円、以降1日ごとに千円と非常にリーズナブル。30日住んでも33,000円(最大1ヶ月利用可)

また、「お試し居住」用住宅の近くには移住コーディネーターの方が常駐しており、いろんなサポートをしてくださるそうです。移住を検討するにあたって、どんな街であるか詳しく知りたいときも、こういったコーディネーターの方が近くにいると安心ですね。

「北九州ライフ」お試し居住のページにもっと詳しい説明があります。

北九州市へ移住する人たちへの手厚いサポート(北九州市すまいるクラブ)

北九州市へ移住する人たちへのサポートもいろいろと用意されています。

北九州市すまいるクラブへの登録で、専用ローン、引っ越し料金の割引、賃貸住宅の仲介手数料の割引などさまざまな特典を受けることができます。

「北九州ライフ」北九州市すまいるクラブのページにもっと詳しい説明があります。

第10回北九州ライフセミナーin有楽町 感想

「第10回北九州ライフセミナーin有楽町」に参加したことで、北九州市出身の私も、北九州市の良いところを改めて認識することができました。北九州市への移住を検討している人はもちろん、北九州市へのUターン・Iターンを希望している人も是非1度参加することをおすすめします。時間も実質1時間半程度ですので、退屈せずに話を聞くことができます。

ただ、説明が北九州市の良いところの話に終始していましたので、北九州市が現在抱えている課題などの説明があると良いのではないかと感じました。
私のような北九州市出身者は「北九州市のあまり良くないところ」について肌感覚でなんとなく分かりますが、新たに移住する方にとってはいろいろ心配かもしれません。移住するにあたっては良いところも悪いところも全て知っておく必要があると思っていますので、後々ミスマッチにならないためにも、良い面悪い面両方伝えておいたほうが良いのではないでしょうか。(このあたりはセミナー後に行われている個別移住相談会でフォローされているのかもしれませんが)

ひとつ残念だったのが、このセミナー内の話であの成人式を肯定的に捉えていると思われる節があったこと。式典にも参加しないごく一部の新成人について「普段はいい子である」「衣装は全て自分のお金で作っている」と話すよりも、大半の新成人は普通の服装で成人式の式典に参加していることを話したほうが良いのではないかと。「悪名は無名に勝る」とはいえ、きちんとルールを守っている新成人にも触れてほしかったと思います。

今回の話を聞いて、北九州市そのものが正しく世間に伝わっていないと改めて感じました。北九州市は“控えめ”な人が多いせいか、自分たちの良さをうまく発信できていません。「修羅の国」という揶揄に対して「修羅の国ではありません」と否定するだけではなく、「北九州市の良いところ」を積極的に発信し続ける必要があるように思います。ポテンシャルの高い街であることに、自信を持ちたいものです。