インタビュー企画「KITAQ Style 1000 Project ~北九州市の“人”をもっと知る~」

北九州でカウンターを極める【2】~『きんちゃん』編~

・北九州市に来たばかりで知り合いがいない

・外食してリフレッシュしたいけど、このご時世、人を誘いにくい

などの理由で、いわゆるソロ活を余儀なくされる機会も多々あるかと思いますが、初めてのお店に一人で入るのはなかなか勇気がいるものです。

そこで、一人で行っても馴染みやすい、一人なのに不思議とさみしくない!そんな、北九州市のカウンターのあるお店をご紹介していきたいと思います。

店主さんとおしゃべりしたり、他のお客さんと仲良くなったり。 “一人だからこそできる楽しみ方”をぜひ北九州市で極めてください。

【きんちゃん】

最初の一歩

門司港には、朗らかであたたかい母のような女将が切り盛りする名店がたくさんあります。たとえ落ち込んでいても、女将に時には優しく、時には厳しく励まされ、お店を出る頃にはすっかり元気になっているんです。

今回ご紹介する『きんちゃん』は、そんな数ある名店の中でも「いつの間にか隣のお客さんと仲良くなっている」「クセになって翌週も行ってしまった」という声も多い、中毒性のある焼鳥屋さんです。その魅力に迫るべく、おじゃましてきました。

場所は門司港駅から徒歩10分ほど。観光地から少し離れた、地元の人に愛されているお店です。

店内は二つの部屋が繋がっているような、不思議なつくり。(ちなみに左側と右側でそれぞれ出入り口が異なります)
L字とL字のカウンターがくっついて、コの字カウンターのようになっています。
このカウンターがきんちゃんの魅力のひとつ。どこに座っても楽しそうなお客さんの顔が見え、「いい光景だなぁ」と思いながら焼鳥を食べていると、一人で行ってもぜんぜんさみしくありません。そしてどこに座っても女将さんとお客さんとの軽快な会話が聞こえてくるので、思わず会話に参加したくなったり、逆に女将さんと話していていつの間にか相席したお客さんとみんなで話している、ということがしょっちゅうあります。

女将さんは常に気にかけてくれるので、話しかけてくれたりそれとなく他のお客さんに繋いでくれたり。女将のさりげない心遣いもきんちゃんにハマってしまう理由のひとつです。他のお客さんとの会話を聞いていても、しっかりと名前を呼んで「この前話してたあれ、どうなったの?」なんて、一人一人ときちんと対話しているのが印象的でした。
常連さんが多いので初めて行くのは勇気がいる、と思われるかもしれませんが、きんちゃんの魅力のひとつは、この常連さんたちでもあります。

何度かおじゃましていますが、きんちゃんで出会ったお客さんと誰とも会話しなかった、ということは過去に一度もありません。初めてのお客さんもウェルカムなムードで迎えてくれ、「どっから来たんね?」と聞かれたり「これが美味しいんよ」とおすすめを教えてくれたり。きんちゃんが大好きだから、きんちゃんにお客さんが来てくれるのが嬉しい!そんな気持ちが伝わってくるようです。
「こんなに楽しそうな常連さんがたくさんいるなんて、いいお店に違いない!」という安心感が、きんちゃんでの居心地の良さ、ハマってしまう魅力に繋がっているのです。

一本一本、愛情のこもった串

きんちゃんは昭和26年創業で、今年で70年を迎えます。
現在の女将さんは三代目。旦那さんのお父さんが初代をつとめ、二代目の旦那さんが亡くなった後を引き継いだそう。今や女将さんに会いにお店を訪れる人が後を絶ちません。

壁には味のある札メニューが架かっており、自慢の串が並びます。新鮮で美味しい食材を女将が絶妙な焼き加減で仕上げてくれ、どれを食べても美味しい!

女将が焼いてくれている姿も粋でかっこよくて、見惚れてしまいます。

福岡では定番の『豚バラ』、門司港では甘い味噌ダレでいただく“みそ豚”が主流なんです。お酒がすすむ~~
そうそう、隣のお客さんが焼酎を頼んでいたのですが、お湯割りには小さなやかんがついてきます。それを網で温めて自分で好きに濃さを調整できるようです。味があるなぁ。

『チーズ巻』や『明太子のササ身巻』も人気とのこと。

きんちゃんでは『塩鯖』など焼鳥以外のメニューもあり、常連さんたちは〆にこぞって『もちの磯辺焼』か『あん餅』を注文していました。「今日はどっちにしようかな~」なんて悩んでいるのもまた楽しそうでほっこり。

ちなみにこの日は「お客さんにタケノコもらったから、食べてね」と女将がお皿によそってくれました。そんな優しさが胸に沁み、いつもきんちゃんを出るときにはあたたかい気持ちに満たされているんです。そしてなにかあったときには「きんちゃん行きたいなぁ」と思うから、何度もリピートしてしまうんですよね。そりゃあお店が常連さんであふれてるわけだ!

【超重要事項】必ず予約を!

そんなわけで、お店がそんなに広くないということもありますが、とにかく人気でいつもお客さんで埋まっているので、予約は必須です。実は取材の日も、週初めの開店時間直後という一番落ち着いているであろう時間に予約をして臨んだのですが、まさかの先客が!さらにその後あっという間に席は埋まってしまいました。。週末は特に、早めの予約をおすすめいたします。

私も門司港で友人を案内するときにはきんちゃんをおすすめするのですが、満足度100%!みんな軒並みハマってしまう魅惑のお店です。しかも「行ってみてね」ではなく「一緒に行こう」と言いたくなる。きんちゃんに行けるチャンスがあればいつでも行きたい!という欲ももちろんありますが(笑)、きんちゃんでみんなが楽しんでいる姿を見たくなるんですよね。この記事を読んだ方にも、きんちゃんで楽しむ姿に遭遇できたら最高!
ただ美味しい焼鳥を食べるだけじゃない魅力が詰まったお店【きんちゃん】。ぜひ予約をして、その魅力を確かめに行ってみてください。

店舗情報

北九州市門司区東本町1丁目5-31

営業時間/17時~22時

定休日/日曜日・祭日

電話番号/093-332-4538
※予約がおすすめです

さいごに

もちろんみんなでわいわいするのも楽しいですが、ひとりの楽しみ方は無限大!特に北九州市は人懐っこい人が多いので、店主さんもお客さんも気軽に話しかけてくれてすぐに打ち解けられる、ソロ活にはもってこいの地域です。これからもひとりで行ってもさびしくない、親しみやすいお店を紹介していきますので、お楽しみに!

協力:門司港ゲストハウスポルト