「マルシェコーディネーター」「英語教室運営」「3児の母」3つの顔を持つ勝田香織さん【KITAQ Style 1000Project No.7】

「北九州市の“人”をもっと知る」がコンセプトのインタビュー企画・KITAQ Style 1000Project。

第7回は、北九州市総合農事センター(花農丘公園)が主催する「ばらマルシェ」でマルシェのコーディネートを行っている勝田香織さんをご紹介。

勝田さんは茨城県つくば市生まれ。大学入学と同時に北九州市に転居し、以降はずっと市内に在住。
マルシェの運営だけでなく、英語教室の運営、そして3児の母として“3足のわらじ”を履く勝田さんにお話を伺いました。

ーーマルシェを運営するようになったきっかけを教えてください。

勝田さんが制作したつまみ細工

勝田さん「元々はかんざしにつける「つまみ細工」を作っていたハンドメイド作家でした。ですから、初めはマルシェに“出店する側”だったんです。
あるとき、北九州のママコミュニティ「ミラ窓」代表の百々美香さんに出会い、その際に、マルシェの運営に興味があるという相談をさせていただいたところ、イオンやリバーウォーク北九州でのマルシェのコーディネートの機会をいただいたことがきっかけです」

ーーはじめは出店者集めが大変だったんじゃないでしょうか?

勝田さん「最初は参加者がいなかったので、フリマに出店されている方にお声掛けをさせていただいたり、素敵なお店を見つけると飛び込みでマルシェ出店のご案内をさせていただいたりしていました。マルシェの開催を重ねるにつれ、出店者も多くなり、出店者の方が他の出店者を紹介してくれることも増えてきました」

おかげさまで、最近は出店者を募集すると1~2日くらいで枠が埋まります。毎回出店してくださる方だけでなく、もし私が今マルシェを始めたとして、出店してくれませんかとお願いしても絶対に出てもらえないような作家さんになっている方まで出店してくださるので、ありがたい限りです。近ごろは、出店希望の申し出をいただくことも増えてきました。

今でも新たな出店者を探しに行くことはありますよ。今回の出店者さんのうちの一店は、テレビで見かけたお店をSNSで探してご連絡させていただき、その後実際に出店されているマルシェに足を運んで「ばらマルシェ」への出店をお願いしました」

ーーマルシェを運営するにあたって気を付けていることってありますか?

勝田さん「私の性格的なものだと思うのですが、出店者さんがマルシェに出店するための許可をきちんと揃えているか、自分で全部確認しないと気が済まないんです。細かく確認するので、陰ではうるさい人って言われているかもしれません(笑)」

ーー「ばらマルシェ」の開催は何回目でしょうか?

勝田さんに2022年5月の「ばらマルシェ」をご案内いただきました

勝田さん「今回(2022年5月)で8回目 です。これまで、マルシェの営業中は一度も雨に降られていないんです。屋外で開催しているので雨が降ると開催に影響が出るんですが、おかげさまで天気には恵まれています。

実は今回、初めての3日間開催なんですよ。出店者の方々もSNSなどで一生懸命発信をしてくださって、本当にありがたいと思っています。
うちのマルシェの特徴として、出店者さん同士の関係の良さがあります。朝の準備のときも、早く準備ができた出店者さんは、他のブースの準備を手伝ってくれるんです。テントを立てるには4人必要なので、1人で立て始めている人を見かけると周りの人が寄ってきて一緒にテントを立てています。

出店者各々が素敵な方ばかりなので、出店者同士のトラブルがない「あたたかいマルシェ」ですね。そのおかげで、参加したみなさんに楽しんでもらえ、出店者さんのリピートにもつながっていると思います。
最近では、別のマルシェから、出店している作家さんたちへのスカウトも多く来ているみたいです。私は全然気づかなかったんですが、作家さんたちがそう言っていました」

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