ずっと「人が集う場所」でありたい 「Oneness Coffee Brewers」津村茂樹さん【KITAQ Style 1000Project No.8】 #PR

–イベントは全部ご自分で企画されてるんでしょうか?

津村さん「全部自分で企画しています。
イベントの企画運営ができるのは、自衛官のときの訓練の賜物だと思います。
自衛官って、一つの物事を計画するときに5人ぐらいに承認を得て決裁をもらわないといけないんです。3カ月くらい前から案を練って、1カ月前にはもう全て整った状態にしないといけないんですよ。
お店のイベントも同じように企画しています。
3カ月ぐらい前から計画を練っているんですが、そのときに、開催日時、目的、人数、安全管理、食事の有無、駐車場など、そしてお店の中の動線や机の配置など、あらゆることを検討します」

–イベントで来られた方は次に来店しやすくなるんでしょうか?

津村さん「来やすくなると思います。
ただ、『いつもあのお店は何かをやっている』という印象がないと、忘れられるんですよね。忘れられない努力が大切です。
『近くにコーヒー屋さんないかな、Onenessがあったな』と、一番最初に思い出してもらえる立場にないと、お客さんが途切れてしまうんです。
お客さんに忘れられないように、SNS、とりわけInstagramを活用した情報発信に注力しています。

–話は変わりますが、自衛官になったきっかけを教えてください

津村さん「僕の叔父さんが自衛官だったので自衛官は身近な存在でしたが、自分がなろうとは思っていませんでした。
高校卒業後、大学受験に失敗してしまい、これからどうしようか考えたところ、じゃあ自衛官を受けるだけ受けてみようとなりました。試験には合格したんですが、人間って合格するとやめますっていえなくなるんですよね(笑)。なので、とりあえず自衛隊に行ってみて、3カ月持たなかったら辞めればいいやって軽い気持ちで自衛官になったんですが、気づいたら25年経っていました」

–自衛官って大変でしたか?

津村さん「大変な部分も楽な部分も両方あると思います。
僕も自衛官としての経験しかないので他は分からないんですが、自衛官は“最低”がわかってるから、どうしてもタフにならざるを得ないですね。
普段の生活で、本当に奥歯をガタガタさせながら凍えることや、1週間ずっと雨に打たれっぱなしになることってないと思うんです。そういう訓練を経験すると多少のことでは動じなくなるので、それはいい経験だったなと思います」

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