【やっぱりおいしい北九州】 辛麺屋十九力 (小倉南区)

食を通して北九州市の良さを伝える書籍「おいしい北九州」の著者、東 恭子さんが新たに開拓した飲食店を紹介する企画【やっぱりおいしい北九州】。北九州市内の“おいしい”飲食店を素敵な記事と写真で紹介します!!

辛麺といえば宮崎県発祥のご当地グルメだが、現在では店舗も増え、インスタント商品も販売されていることから今では日本中で知られる存在となっている。
韓国冷麺や盛岡冷麺に似た独特の歯ごたえのある麺と、ひき肉とニラ、にんにく、唐辛子とスープに回し入れた溶き卵が辛麺の特徴だ。

その辛麺を北九州で提供している「辛麺屋十九力」。モノレール徳力公団前駅から歩いて4分ほど、国道322号線から志井川の方に向かう途中に店舗を構える。
2015年4月にチェーン店として出発し、2021年2月に現在の店名で営業を開始した。より地元、北九州近郊の人の味覚に合った辛麺を提供したいという思いから、オリジナリティを追究。新たなスタートを切った。

「辛麺屋十九力」店舗外観

店長の鷹野智良さんは、新店舗での営業を始めるため、しょう油ベースのスープ作りにかなりの労力を費やした。沢山の種類の醬油を取り寄せ、試行錯誤を繰り返した。そしてスープに一番合う麺を取り寄せ吟味し、納得のいく十九力の辛麺が完成したのはリニューアルオープンの日ギリギリだったそうだ。

ベースのスープはしょう油味

そのこだわりの詰まった基本のしょう油ベースのスープのコクと奥深さを味わうため、まずは辛さも控えめに、シンプルにいただくのをおすすめ。ベースを押さえた後はトマト辛麵、そして各々の好みで辛味を増したり、トッピングを変えてみたりと自分のイチオシの組み合わせを探してみて欲しい。ちなみに北九州市が本拠地のフットサルチーム・ボルクバレット北九州の花嶋悠選手のおすすめはトマト辛麵+チーズとのこと。私はとろっとろのなんこつにスープを絡ませて食べるのが気に入っている。

ボルクバレット北九州の花嶋悠選手のおすすめはトマト辛麵+チーズ
なんこつにスープを絡ませて食べるのもおすすめ!

辛麺とはいっても、全く辛くない0辛もあるので、辛い物が苦手な人でも大丈夫。実は鷹野さんも辛いものはあまり得意ではないそうだ。

ゆったりと座れる店内

そんな鷹野さんも「毎日食べても本当に飽きません」と、実際毎日店で辛麺を食べているというくらいバリエーション豊かな十九力の辛麺。
スープ、辛さ、麺、トッピングの組み合わせ方で何通りもの味が楽しめるし、ご飯や豆腐を組み合わせると、最早辛麺を超えて雑炊やリゾット、鍋の領域である。

また、イベント出店で人気の瑠璃ズキッチンが辛麺に合うように作ったオリジナルカレーを食べることも出来る。

瑠璃ズキッチンのオリジナルカレー

店の隣にはソフトクリームやドリンクを提供するカフェスペースもあり、混雑時のウェイティングルームとしても利用されている。食後にデザートやコーヒーをいただくのは勿論、カフェのみでも利用出来る。テイクアウトもOKだ。店舗の外壁にはかわいいイラストも描かれており、来店記念のフォトスポットとしても良さそうだ。

カフェスペース
外壁には可愛いイラストが

おひとり様から仕事仲間、友達同士と幅広い層に利用されている十九力だが、辛さ0のキッズサイズメニューや子供用の椅子も用意されているのでファミリーでの利用客もとても多いという。交通や買い物など生活する上での利便性が高いことから、居住者が多い徳力という地域性もあるのだろう。

キッズサイズメニュー 写真提供:辛麵屋十九力

これからも店を通じて更に地域を盛り上げ、活性化したいという鷹野さん。十九力の辛麺を求めて遠方から来店し、徳力というまちの魅力に気づいた人もいるはずだ。

主なメニュー(税込み)

・辛麵(しょう油ベース) レギュラー850円~ レディース700円~
・トマト辛麺・味噌麺 レギュラー1000円〜 レディース850円〜
・ミニなんこつ 350円
・レギュラーなんこつ 600円
・餃子 300円〜
・カレー 600円
・辛麺+ミニカレーセット 辛麺の料金+300円
※テイクアウトOK
※麺やトッピングの種類、辛さに関する詳細は店舗やinstagram

営業時間

平日11時~14時30分(最終入店)
土・日・祝日11時~15時(最終入店)
夜の部曜日を問わず18時~21時(20時30分:最終入店)

定休日

なし

アクセス

住所:福岡県北九州市小倉南区徳力3-7-3-105 ※駐車場 無し
電話番号:093-961-5123

公式Instagram

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