【福岡北九州フェニックス選手インタビュー】フェニックスの投手陣を牽引 頼れる守護神・松本 直晃投手

2022年からプロ野球独立リーグ「ヤマエ久野 九州アジアリーグ」に参入している福岡北九州フェニックスの選手インタビュー・第9回は松本 直晃投手(背番号66)。

松本投手は1990年兵庫県生まれ。東海大翔洋高校(静岡)から環太平洋大学に進み、4年時には主将を務めました。卒業後、医療法人養和会、香川オリーブガイナーズ(四国アイランドリーグplus)を経て2015年のプロ野球ドラフト会議で西武ライオンズから10位指名を受けます。入団2年目の2018年には一軍で24試合に登板。2022年に福岡北九州フェニックスへ入団しました。

福岡北九州フェニックス
2021年に創設された福岡県北九州市に本拠地をおくプロ野球チーム。設立者は実業家のホリエモンこと堀江貴文氏。

–開幕してからの約2カ月を振り返っていかがでしょうか。

松本投手「僕の仕事は勝っている状態で9回に繋いでもらって、そのまま試合を終わらせることですが、これまでにタイブレークで2敗(2022年5月27日現在)しています。9回を任されている立場で負けが2度ついているというのは見栄え的にも良くないと思っていますが、それ以外のセーブシチュエーションでは1度を除いて全てセーブがついているので、その点では悪くないと思っています」

–フェニックスに入団したきっかけを教えてください。

松本投手「去年(2021年)は、琉球ブルーオーシャンズに在籍していましたが、いろいろあって、8月の時点で球団に打診して自由契約にしてもらいました。次にどこで野球をやるか迷っていたときに、ブルーオーシャンズで一緒だった寺原コーチがフェニックスのコーチに就任することを知り、フェニックスのトライアウトを受けに行きました」

–フェニックスはどんなチームだと感じていますか?

松本投手「いい意味ですごく自由だと思います。
NPBに比べると、先輩後輩、監督やコーチとの間に変な壁がありません。年齢に関係なくコミュニケーションが取れておりとてもいい雰囲気です」

–フェニックスの選手はよく声が出ていますがマウンドでもそう感じますか?

松本投手「マウンドに上がるとあまり気にしないんですが、ベンチの雰囲気やグラウンド内のやりとりを聞いていて、よく声が出ているなと感じています。
声を出すのにも気を遣う環境ってあると思うんです。
例えばプロ野球の世界に入ったルーキーの選手は、どういう声を出したらいいかわからない、プロ野球の世界でこういうことは言っていいんだろうか、などということで悩んでいる選手がたくさんいます。でもフェニックスの若い選手にはそういう面がなく、好きなように声を出しているように感じます」

–誰が一番声を出していますか?

松本投手「(中村道大郎)キャプテンですね。とてもにぎやかな選手だと思います」

1 2 3