【福岡北九州フェニックス3-10火の国サラマンダーズ(2022年8月7日) 北九州市民球場】
福岡北九州フェニックスは3年ぶりの復帰となった寺原隼人(#61)が先発し、2回を無失点の好投を見せるも、試合を優位に進めることができずに敗戦。北九州市民球場での今季最終戦を勝利で飾ることができませんでした。
3年ぶりの電撃復帰となった寺原 隼人。立ち上がり2者連続の四死球を与えるなど制球がやや不安定でしたが、サラマンダーズの中軸にあと1本を許さず、初回を0点に抑えます。志願の登板となった2イニング目は安打こそ許したものの後続を打ち取りこの回も無失点。2イニングを投げ、被安打1、3奪三振と、3年のブランクを考えると十分すぎるほどの投球内容でした。自己採点は「30点くらい」とのことでしたが、試合中に細かな修正を重ねるあたり、ベテランならではの経験値の高さを発揮したといえるでしょう。
3回からマウンドに上がったのは荒巻 千尋(#34)。初回から登板の準備をしており「第二先発」のような形となりました。公式戦では初となる救援登板の荒巻は先頭打者に死球を与え、その後連打を浴び2点を失います。さらに一死一、二塁とピンチが続きますが、リーグ奪三振王を狙う荒巻はここから本領を発揮。二者連続三振を奪い後続を断つと、続く4回にも三者連続三振と圧巻の投球を見せます。
4回に相手バッテリーのエラーから1点を奪ったフェニックスは6回にも大河のタイムリーで1点を加え、2-3とサラマンダーズに食い下がります。
しかし8回に3点、9回に4点を奪われ万事休す。9回裏に中村 道大郎(#1)がタイムリー三塁打を放ち意地を見せますが反撃もここまで。3-10で敗れ、寺原選手兼任コーチの復帰登板に花を添えることはできませんでした。
今日はラモン(#38)が3安打の猛打賞。2得点と走塁でも貢献しました。
ルーカスは(#15)は中村とともにマルチヒット。
この日の敗戦でフェニックスは通算成績が25勝24敗に。首位・サラマンダーズとのゲーム差は再び5.0となりました。
計 | ||||||||||
火の国 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 4 | 10 |
北九州 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 |
【バッテリー】寺原、荒巻、本野 、金本ー秋庭/北方ー武蔵(9回)
【本塁打】なし
次回ホームゲームは8月23日(火)、筑豊緑地野球場で行われる大分B-リングス戦です。14時プレイボール。
福岡北九州フェニックス 最近の試合結果
–