北九州でカウンターを極める【15】~『café&bar Lamp』編~

北九州市に来たばかりで知り合いがいない、などの理由で、いわゆるソロ活を余儀なくされる機会も多々あるかと思いますが、初めてのお店に一人で入るのはなかなか勇気がいるものです。

そこで、一人で行っても馴染みやすい、一人なのに不思議とさみしくない!そんな、北九州市のカウンターのあるお店をご紹介していきたいと思います。

店主さんとおしゃべりしたり、他のお客さんと仲良くなったり。 “一人だからこそできる楽しみ方”をぜひ北九州市で極めてください。

café&bar Lamp

最初の一歩

枝光本町商店街のほど近くに、昨年9月にオープンした【Lamp】。最寄り駅は枝光駅とスペースワールド駅、どちらからも同じくらいの距離にあります。地元の人でないとわかりにくい場所ではありますが、同じく昨年オープンしたばかりのジアウトレット北九州にも近いので、お買い物帰りにも寄りやすいです。お店の前には屋根付きの駐車場もあり、お天気に左右されず車で行けるのも嬉しいですね。

店内は、大きなガラス窓に囲まれて明るく、開放感があります。こちらはミラーガラスとなっており、外からは見えないので食べるときにも気にならず、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。目の前には大きな公園がありますが、逆に中からは外の様子がよく見えるため、子どもたちが公園で元気よく遊んで、ママさんたちがお茶をしながらその様子を見守る、ということもあるようです。もちろんお子様連れも大歓迎で、ベビーカーも店内に置くことができるためママさんや家族連れのお客さまも多いそう。

店内の家具や雑貨はそれぞれ違うテイストにも関わらず不思議な統一感があり、センスの良さが伺えます。イスは一つずつ座って座り心地を確かめたり、テーブルも小さいお子さんがケガをしないように角が丸いものを選んだりと、お洒落でありつつもお客さまを思った心遣いを感じます。
おひとり様はやはりカウンターに座る方が多いそうですが、ソファ席を贅沢に一人で使っても良いそうです!席の雰囲気がそれぞれ異なるので、その時々の気分で選べるという楽しみがありますね。

昼の顔と夜の顔

実はLampには、昼の部(カフェ)と夜の部(バー)、二つの顔があります。お昼はランチとカフェメニュー、そして夜はカフェメニューに加えて、お酒やおつまみ、ノンアルコールのカクテルなどバーメニューが楽しめるんです。

お昼は基本、入ってすぐのカフェスペースだけの営業ですが、夜にはその奥のバースペースが開放されます。階段の先にもう一つ部屋がある、なんて隠れ家っぽくてドキドキしますよね。しかも、カフェとはまた違ってシックで大人っぽい落ち着いた雰囲気で、お昼のカフェの雰囲気とのギャップにまたドキドキ。夜はメニューに書かれているものはもちろん、事前に予約して予算などを伝えれば、生地からつくるピザなども用意してくれるとのこと!

そして、当初夜はバースペースのみだったそうですが、夜カフェの需要も増えてきたことから、カフェスペースも利用できるようになりました。夜カフェって意外とないので、お昼と同じメニューがいただけるのは嬉しい!夜は昼とは違い外からも店内が見えるようになるのですが、夜は人通りも少なく、むしろ中が見えた方が様子がわかって入りやすいというメリットも。

大学生とカフェオーナー、二足のわらじ

Lampはもともと、70年以上続くクリーニング屋さんだったそうですが、コロナの影響でやむなく閉店。お店があった場所をどうしよう、となったときに、お菓子づくりが好きだったはるかさんがお母さんと二人でカフェをやろう、と決意して誕生しました。夜のバーとランチメニューはお母さん、その他のお菓子やパン、ドリンクをはるかさん、と分担しながら二人で切り盛りしています。

はるかさんはオープン前の一年間、コーヒー屋さんで修業したり、大学の友人にお店の雰囲気やメニューについてリサーチしたりしながら開店の準備をしたそうです。現在も大学に通いながらお店にも立つ生活をしていますが、「好きだから苦にはならない」と笑顔で語ってくれました。
大学は英語系の学科で直接カフェには関係なさそうですが、海外の商品を仕入れたり、最新のトレンドはヨーロッパから入ってきたりすることが多いため、本場の人がつくったレシピに近づくために日本語訳されていないものを参考にするときに役立っているそう。出店などのイベントにも積極的に参加しているLampですが、出店はお母さんに任せ、お店も休まずにしっかり開けているなど、二足のわらじとは思えないバイタリティ!近くの枝光本町商店街に出店することも多く、そのパワフルさで地元も大いに盛り上げているようです。

自らの経験を活かし、アレルギー対応万全のメニュー

はるかさん自身、グルテンやナッツ、フルーツなどのアレルギー体質で、お友達とカフェに行っても自分だけデザートが食べられないなど、つらい経験もしてきたそう。だからこそ、好きだけど食べられない人に向けて、デザートは基本グルテンフリー、その他の食材もできる限り無農薬のものを使うなど、体にやさしいメニューを豊富に用意しています。

「アレルギーに対応してつくっているので、安心して来てほしい」とはるかさん。材料ひとつとっても、色んな種類を取り寄せては何度も作り直して試食を繰り返したそうです。それも、アレルギーの人の役に立ちたい、という強い思いがあるからこそ。今では「ずっと探してた」と、遠くから来てくれるお客さまもいるそう。アレルギーに対応していて、しかも美味しい、そんなデザートを探し求めている人たちのネットワークにじわじわと広がってきているようです。

美味しさと本場にこだわったメニュー

さて、そんなLampのメニュー。美味しさはもちろん、本場の味が食べられると評判なんです。

ランチは月替わりで、取材した月のメニューはイギリスで週末の定番料理といわれる『サンデーロースト』。惜しみない厚切り具合がたまりません。ジューシーで肉の旨味をしっかりと味わえる大満足の一皿。Lampではラテも月替わり!取材した月は、シアトルの一部の店舗でしか置いていない『カフェニコ』という珍しいラテでした。おもしろいラテはいっぱいあるそうですが、デザートにも合ってさらに美味しいラテを考えるのは大変なんだそう。月替わりのラテにも、お客さまに喜んでほしいというLampのサービス精神を感じます。

サービス精神といえば、Lampではお客さまの要望やリクエストに応えたラテもつくってくれるのだとか!例えば「最近のどが痛い」と言われれば、はちみつやシナモンを加えたり、オレンジの皮を絞ったのどにやさしいラテをつくったりしてくれるそう。どこまでもお客さま思いなんですね。

デザートはバスクチーズケーキが人気だそうですが、はるかさん的にはガトーショコラ推し!粉系を一切使わずバター・卵・チョコレート・お酒のみを使用。砂糖も入れておらずチョコレートの甘さのみですが、ガトーショコラとショコラテリーヌの間のようなねっとりとした食感ととにかく濃厚すぎるほど濃厚なチョコレート感で満足度の高い一品。自信作、と言うのも納得です。ぜひ一度、味わってみてほしい!

心に灯がともるひとときを

とにかくお客さま思いのLamp。その店名も、心が落ち着くランプの明かりのように、ゆったりと一息ついてほしい、という思いが込められているそうです。

Lampではスコーンなどスイーツづくりのワークショップなども定期的に開催。そしてお誕生日プレートにも対応してくれるとのことで、アレルギー対応といいリクエストに応えてくれるラテといい、どこまでもお客さまファーストな姿勢に頭が下がります。

昼も夜も、一人でも家族でも、どんなときもランプのようにあたたかく迎えてくれるLamp、あなたもぜひそのやさしい明かりに包まれてみてください。

詳細情報

八幡東区枝光本町5-21


営業時間/10:00~16:00 18:00~23:00(日曜日は10:00~17:00くらいまで、夜は予約制)

定休日/不定休

※臨時休業などの情報ははInstagramの投稿をご確認ください

さいごに
もちろんみんなでわいわいするのも楽しいですが、ひとりの楽しみ方は無限大!特に北九州市は人懐っこい人が多いので、店主さんもお客さんも気軽に話しかけてくれてすぐに打ち解けられる、ソロ活にはもってこいの地域です。これからもひとりで行ってもさびしくない、親しみやすいお店を紹介していきますので、お楽しみに!

協力:門司港ゲストハウスポルト

北九州でカウンターを極める

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