インタビュー企画「KITAQ Style 1000 Project ~北九州市の“人”をもっと知る~」

北九州でカウンターを極める【10】~『小倉家』編~

北九州市に来たばかりで知り合いがいない、などの理由で、いわゆるソロ活を余儀なくされる機会も多々あるかと思いますが、初めてのお店に一人で入るのはなかなか勇気がいるものです。

そこで、一人で行っても馴染みやすい、一人なのに不思議とさみしくない!そんな、北九州市のカウンターのあるお店をご紹介していきたいと思います。

店主さんとおしゃべりしたり、他のお客さんと仲良くなったり。 “一人だからこそできる楽しみ方”をぜひ北九州市で極めてください。

【かしわすき おばん菜 小倉家】

最初の一歩

南小倉駅から徒歩15分ほど。バスなら真鶴町で降りてすぐのところに、【小倉家】はあります。国道3号線沿い、九州歯科大学を目印にするとわかりやすいと思います。

外観には美味しそうな『かしわすき』と『とろ塩サバ定食』の写真が掲げられており、今にも良い香りが漂ってきそう。『晩酌食堂』『日本酒』『焼酎』の文字もあり、酒好きの私はそちらの文字にもつい引き寄せられます(笑)。
そう、【小倉家】は昼は定食屋、夜は居酒屋として楽しめるお店なんです。

入り口横には昼メニューと夜メニューの一例も書かれているので、どんなメニューがあるのか、そして価格帯も確認できて初めてでも入りやすい!さっそくおじゃましてみましょう。

いろんなニーズに対応

広くて清潔感のある店内は、シックで落ち着いた印象の中に、レトロなポスターや提灯が飾られているからか、ほっとするような懐かしさや温かみもあります。
おひとり様から複数人連れ立っての来店まで気兼ねがいらず、男女とも入りやすい雰囲気なので昼夜共に重宝しそうです。

入口からすぐにカウンターがあり、目の前には圧巻の、お酒の瓶がずらり!メニューをのぞくと夜メニューにはおつまみになるような一品おかずも豊富なので、ふらっとちょい飲みも良いですね。

美味しくて満足感もあるのに、気付いたら健康に!

【小倉家】のメニューはどれも健康を守ることを考えてつくられたものばかり。例えば看板メニューの“かしわすき”は鶏肉のすき焼きですが、こちらのわりしたには薬膳素材やメディカルハーブが独自のブレンドで漬け込まれた特製の料理酒が使われています。かしわすきだけでなく、煮物や焼き物など様々な料理に使用されており、知らず知らずのうちに健康素材を体に取り入れることができるんです。

定食に欠かせないご飯も、栄養素たっぷりの玄米。玄米に苦手意識がある人もいるかもしれませんが、【小倉家】の玄米は丁寧に下処理しているので、臭みもなく柔らかくて美味しいのが特徴です。

「健康に気を遣わないと」、とわかってはいても、自分で何がいいのか調べたりそれを用いて料理したりするのは大変なこと。それが、【小倉家】なら美味しいものが食べられて、しかも健康になれる!!好きに食べて、勝手に健康になるなんて最高ですよね。実はそれこそが、店主・杉原さんの狙い。

もともと自然界にないものを極力排除して、自然にあるものをある状態で食べられるように、使う食材にこだわり、かつ、それがメニューに自然な形で取り入れられています。味が薄そう、量が少なそう、といったイメージをくつがえす、“健康食らしくない”、ボリューミーで満足感があり味もしっかりと美味しいご飯が食べられる、というのが【小倉家】の自慢です。

【小倉家】が誕生するまで

シングルで子育てをしながら働くという多忙な日々を過ごしていた店主の杉原さんは、疲れが限界にきたある日、アロマサロンを訪れます。そこでメンタルの疲れが身体にも影響を及ぼすことや、アロマテラピーが予防医学の可能性も秘めていることを知り、アロマテラピーの勉強を始めたのだそう。その後、メディカルハーブなど自然療法について猛勉強を重ねて資格を取得し、2010年に生活改善のアドバイス行うスクールを立ち上げました。

そんな中、知り合いが空き店舗で週に一度程度、スタートアップでお店をしてみたい人を探していると知った杉原さん。授業の一環で調理実習をやっていたこともあり、週に一度、試験的にご飯屋さんを始めることに。スクールに通ってまで勉強するのはハードルが高い、と思っていた人たちも、食べるだけなら行きやすい!とたくさんの人がお店を訪れてくれたそう。

そこで杉原さんは、「食べれば勝手に健康になる、というのも面白いな」と閃きました。それがきっかけで、スクールと並行して本格的に飲食店を始めることになったということです。

みんなの健康を守るお母さんのような存在

健康は趣味ではなく、あくまでもリアルな人生。飽きずに食べてもらえるような工夫もたくさん散りばめられています。例えば、日本人なら馴染み深い、安心する定番メニューが揃っているのも、変わったメニューではなく普段通りの慣れた料理を食べてほしいから。オーガニックや無農薬など、食材にこだわればキリがありませんが、定期的に食べてもらえるように減農薬などの体にいいものを選びながらも、コストをなるべく抑える努力を欠かしません。郊外にお店をオープンしたのも、「コストを抑えられるなら郊外もありかも」という思いもあったんだそうです。

今の生活は、将来の健康に直結しています。【小倉家】は、お客さまの将来を見据えて、その将来を楽しく健康に過ごしてもらうために、今、無理なく生活に取り入れてもらおう、という愛情が至るところに感じられます。
杉原さんに一貫しているのは、母のようなあたたかい想い。お母さんがつくったもので子どもが元気に成長するように、お客さまが【小倉家】のご飯を食べて気づいたら健康になっている、そんな願いを込めて今日も美味しいご飯をつくっています。

店舗情報

 

北九州市小倉北区真鶴2丁目5−26

営業時間/11:00~14:00、17:00~22:00

定休日/木曜日(水曜日はランチのみ)

さいごに

もちろんみんなでわいわいするのも楽しいですが、ひとりの楽しみ方は無限大!特に北九州市は人懐っこい人が多いので、店主さんもお客さんも気軽に話しかけてくれてすぐに打ち解けられる、ソロ活にはもってこいの地域です。これからもひとりで行ってもさびしくない、親しみやすいお店を紹介していきますので、お楽しみに!

協力:門司港ゲストハウスポルト

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