いつからだろうか
大人になってから甘いもの、特に生クリームが苦手になった
広がる甘さが、甘くて、甘すぎて、ごちそうさまだ
食べられないことはないが、好んで食べようとはしない
スイーツ全般(甘いもの)が苦手だけど、好んで食べるのはソフトクリームやアイスクリームやジェラートとか
これらをまとめると呼び名はなんだろう
「デザート」とは、食後に食べるお菓子のこと
食べたいときに食べるからちょっと違う気がする
「スイーツ」とは、甘いもの全般のこと
ケーキよりも手軽なスイーツとすると「おやつスイーツ」だろうか
やや微妙だが、暑さでいいネーミングが思い浮かばない
とりあえずここでは「おやつスイーツ」と呼ぶことにする
北九州市はスイーツショップが多いのか、日常的にスイーツが楽しめる環境であると体感する
お店に行くハードルはそんなに高くない
「おやつスイーツ」をちょこちょこと食べてきた中で、リピートしたい北九州の『記憶に残る味』を今回は紹介する
ジェラートが食べられるのは期間限定
パティスリーミュゲ 高見店
春から夏の間(3月下旬ごろ〜9月下旬ごろ)だけ楽しめる
パティスリーミュゲさんのジェラート
ほっぺの中に素材の香りが一気に広がる
濃厚なのにさっぱりしていてぺろりと食べてしまう
著者の推しフレーバーはピスタチオ
川に面したテラス席でゆったりとその味を楽しむこともできる
収穫したブルーベリーをその場でブレンド
若松 田中農園
収穫したブルーベリーをその場でブレンドする新鮮なソフトクリームに、甘酸っぱいごろごろ果実たっぷりソースが贅沢
果実系のソフトクリームはシャリシャリとしたシャーベット感のあるもの多いイメージがあるものの、こちらはしっかりなめらかなソフトクリーム
ブルーベリーの他にも季節に応じたさまざまな果実のフレーバーを楽しめる
車で行って、若松の景色を楽しみながら食べるソフトクリームは最高だ
見入ってしまうほど華麗に作られるもっちもちのクレープ生地
crepe stand bell
改札から歩いてすぐ近くにあるクレープ屋さん
車なら近くのコインパーキングからてくてく歩く
はじめて食べたのは、バターと砂糖のみの生地を楽しむシュガーバター
甘いのが苦手だったり、ちょっと軽く食べたいやシンプルに生地を楽しみたいときにも
見入ってしまうほど華麗な手際で焼かれる生地は、福岡県産小麦が使用されている
それはとにかくもっちもちで、また食べたいと思う味
メニューは季節限定クレープをはじめ、シンプルなクレープからがっつり甘々なクレープまで
最後にバーナーで炙るクレームブリュレもとろけるおいしさ
港町の「門司」、城下町として知られる「小倉」
石炭の町の「若松」、半農半漁から鉄の街になった「戸畑」
官営八幡製鉄所があった「八幡」が合併した北九州市
その成り立ちから、職人として活躍される方が多い市であるようにも思う
そんな職人のスイーツが食べられるのは北九州の魅力のひとつ
口にいれた瞬間、甘美な気分に満ちていく
ひとりでも、友人と、恋人と、家族と
北九州の甘美なスイーツの喜びで、また明日からがんばれる
References
葉月 けめこ. 2017. 北九州の逆襲: 北九モンの心意気とドラマティック・シティの真実 言視舎
キタキュースタイル 公式ブログ