インタビュー企画「KITAQ Style 1000 Project ~北九州市の“人”をもっと知る~」

絵に描いたような風景がある

「北九州から通っているの?」
職場の人から必ず驚かれる。片道1時間程度かけて電車通勤しているからだ。

私にとって通勤など大したことではないが、いつもそう言われるからすごいのかもしれないと思いはじめた。近くに引っ越さないのか、と言われるが引っ越していないしその予定もない。かれこれもう5年以上通っている。たとえ通勤に1時間かかったとしても、私の帰る場所はいつも北九州だ。

スマートフォンのホーム画面上にある、フォトアイコンをタッチする。指で下へと遡っていく。下へ下へとスクロールされる写真の残像に、北九州の風景がたびたび現れる。住むようになってから、以前よりも風景をよく撮っていることに気がついた。

私の帰る場所、北九州に感じる魅力。そのひとつは「絵に描いたような風景」であると思う。それは初めて行く場所でも、訪れたことがあるような懐かしさを感じさせる。それは人々をすっぽり包み込んでくれているような雰囲気がある。それは一度見ると好きな風景になる。

頭の中をすっきりさせたいとき、少し休憩したいとき、なんだかもやもやするとき。足を動かしてみる。スマートフォンから目を上げると、北九州の風景はゆっくりと私を包み込んでくれるような感覚になる。見ているとだんだんと落ち着いて、自然と深呼吸をしている。そんな風景があるのは北九州の魅力だと思う。

実際に私が足を運んだ場所から3つ、その風景を紹介する。

堀川町

折尾駅の裏側に流れる堀川運河沿いの風景は好天が似合う。昼と夜で異なる表情も魅力。川に沿って並ぶレトロな飲食店からお気に入りを探すのもおすすめ。

皿倉山展望台

ケーブルカーとスロープカーを使って行く皿倉山頂上の風景は爽やかで気持ちがいい。朝夜問わずおすすめ。地上より気温が低いため、上着を持っていくのがおすすめ。澄んだ空気がおいしい。

ひびき海の公園

若松区にあるひびき海の公園は気軽に行ける海。ここの風景は今の季節が綺麗。海と空の青が1番鮮やかに見える。ゆっくり歩くこともできるので散歩にもおすすめ。

私の帰る場所、北九州は「自然が豊か」という一言では言い表せない風景がある。日常生活の風景も、いつだって北九州は私たちを包んでくれている。