インタビュー企画「KITAQ Style 1000 Project ~北九州市の“人”をもっと知る~」

黒崎に「ぼくの書店」をオープン まちづくりを空想するクリエイター 大西貴也さん【KITAQ Style 1000Project No.5】

2022年4月、八幡西区黒崎にシェア型書店「ぼくの書店」がオープンしました。運営するのは2000年生まれのクリエイター・大西貴也さん。

大西さんは、かつて黒崎駅前にあったショッピングセンター・黒崎メイト内の書店「ブックセンタークエスト」に週4回ほど通っていたほどの書店好きだと言います。そのため、2020年に「ブックセンタークエスト」が閉店したことにショックを受けたそうです。

そこで大西さんは、自ら書店のオープンを計画。検討した結果シェア型書店をオープンすることに決めました。
高校生の頃から、自分の店を持つことに興味を持っていたという大西さん。しかしそのときは書店ではなくコーヒー屋を開こうと思っていたそうです。

その理由を大西さんに尋ねてみたところ「コーヒー屋さんが格好いいなと思っていました。この近所にコーヒー屋さんがなかったこともあって、最初はコーヒー屋のオープンを目指していたんです」と話してくれました。

しかし、コーヒー屋を開店するためにはさまざまな障壁があったため一旦断念し、書店のオープンに切り替えたといいます。

「ぼくの書店」のシンボルマークをよく見てみると、左耳の部分がコーヒーカップの持ち手のような形になっています。これはコーヒー屋さんの出店を計画していた名残だそうです。

「ぼくの書店」のシンボルマーク

大西さんは、2022年1月に書店オープンのための資金調達のためにクラウドファンディングを開始。「このときに、北九州市の割と有名なクリエイタ―の方たちに書店のことを知ってもらえたことがとても嬉しかったんですよ」と笑顔で話してくれました。実際に書店がオープンした後、北九州市在住のフォトグラファーが訪問したといいます。

もちろん、書店のオープンに向けては楽しいことばかりではありませんでした。「クラウドファンディングで目標額を達成したものの、実際に本棚を借りてもらえるのかずっと不安でした」と大西さんは振り返ります。しかしオープン後徐々に本棚が埋まり、現在は8割ほど埋まっているとのこと。本棚を借りている人の年代は20代から60代までと幅広く、本棚にならんでいる書籍もバラエティに富んでいます。

「ぼくの書店」の本棚。さまざまなジャンルの本が並んでいます

1 2 3