モタのダメ押し2ランで逃げ切り 櫻井8勝目 平間、大河が今季通算95安打（2023年9月12日） #北九州下関フェニックス

【北九州下関フェニックス6-3火の国サラマンダーズ（2023年9月12日）　北九州市民球場】

この試合は【presents キタキュースタイル with お好み焼なにわ】として、当メディア・キタキュースタイルと北九州の老舗お好み焼店なにわの協賛にて行われました。

この試合のポイント

櫻井が6回被安打10ながら粘投で8勝目
モタがダメ押しの9号2ラン
平間、大河が今シーズン95安打

今シーズン最後の北九州での2連戦に臨むフェニックスは、先発マウンドに櫻井政利（#21）を送ります。

櫻井は初回に3連打を許し1点を失いますが、フェニックスはその裏、吉岡翼（#28）のタイムリーですぐさま追いつくと、続く中村道大郎（#1）がレフト前に弾き返し逆転に成功します。

4回にサラマンダーズ・山本の本塁打で同点に追いつかれますが、久々の北九州市民球場での試合に気合いの入るフェニックスは吉岡がこの日2本目となるタイムリーを放ちモタ（#44）が生還。サラマンダーズを突き放します。さらに高橋駿（#13）にもタイムリーが飛び出し4-2とリードを広げます。

6回にはサラマンダーズが1点を追加し、試合は終盤までもつれます。

フェニックスは7回から2番手・森永一世（#41）が登板、三者凡退に抑えると、8回にマウンドに登った橋爪海人（#18）もヒットを1本も許しません。

8回裏、ヒットで出塁した大河（#23）を一塁に置き、続くモタがライトスタンドに9号2ランを放り込みダメ押しの2点を追加し6-3とします。

9回には守護神・松本直晃（#66）が三者凡退に抑えゲームセット。北九州下関フェニックスが北九州2連戦の初戦を勝利で飾りました。先発・櫻井が6回を投げ3失点で7勝目を挙げました。

また、この日1安打ずつの平間隼人（#0）、大河が今シーズンの安打を95本とし、ともにリーグトップをキープ。100安打まであと5本となりました。3番手で登板した橋爪にはホールドがつき、15ホールドポイントでリーグトップに並びました。個人タイトル争いからも目が離せません。

試合後、当メディアよりMVPのモタ選手、吉岡選手に「冠MVP賞」をお渡ししました。

試合後選手インタビュー

同点打、勝ち越し打の吉岡翼選手

ーー打撃が復調気味ですが、何か意識されたことなどはありますか？

7月8月ぐらいに調子が落ちてきたときは、自分の中で迷いがありバッティングフォームを変えたりしていました。今は全部もう切り替えて、バッティングフォームよりピッチャーと対決するということを意識した結果が好調につながっていると思います。残り8試合。この調子でいきたいと思います。もちろん九州は残りが明日で終わりですなんか明日に向けて入ったりですとか、明日はナイターなんで、はい今日よりたくさんお客さんも変わると思うんで、絶対優勝しなくてはしましたけど、はい。

ダメ押し2ランのモタ選手

ーーホームランを放った打席はどのような気持ちで打席に入りましたか？

ボールを芯に当ててしっかり打つイメージで打席に入りました。

ーー北九州のファンにメッセージをお願いします。

ぜひ球場に足をお運びいただき、モタ頑張れ！と声援していただけると嬉しいです。

チームを引っ張る主将・中村道大郎選手

ーー今日の試合を振り返っていかがでしょうか？

僕たちのモチベーション的には、北九州市民球場でのホームゲーム残り2試合というところで、優勝は決まってしまいましたけど、しっかり気持ちを持ってプレーできたかなと思います。

ーー今季は守備だけでなく打撃も好調でした

今年は打率3割2分という目標を掲げ、ベストナインを取るということを最低限の目標としてやってきました。残り8試合、プロとして自分自身目標を持って、大いに意識して試合に臨みたいと思います。大河や平間をはじめ、どのメンバーもそれぞれの目標を意識してプレーする期間に入ったので、僕はその環境を整える役目を最後まで全うしたいと思います。

ーー今季のホームゲームはこのカードで最後となりますが、北九州のファンの方に伝えたいことはありますか？

僕たちはプロスポーツチームの価値というものを提供していかないといけないと思い、今年1年そういう思いやってきましたが、正直なところ多くの反響をまだ得られていません。多くのお客様が来られる明日の試合は優勝とは別の意味で価値のある試合になると思うので、キャプテンとしてみんなをしっかりモチベートしたいと思います。今日の試合はそのはずみにもなると思うので、最後までフェニックスの野球を皆さんに見ていただけるように、そして何か感じてもらえるように頑張ります。