北九州下関フェニックスが、2026九州アジアリーグのシーズン優勝を果たした。
9月20日の宮崎サンシャインズ戦に8-4で勝利し、57ポイントで全日程を終了。優勝争いをしていた大分B-リングスが9月24日の宮崎とのダブルヘッダー第1試合に0-1で敗れたことで、フェニックスの優勝が決まった。
今季の九州アジアリーグは、前期リーグ戦、前期トーナメント、後期リーグ戦、後期トーナメントを経て、ファイナルラウンドで年間王者を決める方式。フェニックスは前期リーグ戦3位からスタートし、前期トーナメントと後期リーグ戦で優勝。最後は大分との争いを制して頂点に立った。
前期リーグ戦は9勝7敗の3位

フェニックスは前期リーグ戦を16試合9勝7敗、勝率.563の3位で終えた。
首位の火の国サラマンダーズは14勝2敗、2位の大分は10勝6敗。フェニックスは火の国から5ゲーム差をつけられた一方、110得点、55失点で得失点差は+55だった。
前期リーグ戦のタイトルには届かなかったが、続く前期トーナメントで結果を残す。
前期トーナメントで今季最初のタイトル
5月30日、31日に行われた前期トーナメントで、フェニックスは優勝を果たした。
初戦で、宮崎サンシャインズに3-11で敗れたものの、敗者復活戦で前期リーグ戦王者の火の国を6-3で破り、翌日の決勝でも大分に6-3で勝利。前期リーグ戦3位から、トーナメントの頂点に立った。
フェニックスにとって、これが2026年シーズン最初のタイトルとなった。
後期リーグ戦は12勝4敗で優勝

後期リーグ戦では、フェニックスが首位を走った。
16試合を12勝4敗、勝率.750で終え、9勝7敗の大分に3ゲーム差をつけて優勝。112得点、53失点で、得失点差は+59だった。
前期リーグ戦を制した火の国との4試合にも全勝。終盤は9連勝で他チームを寄せ付けず、後期はリーグ戦の頂点に立った。
前期トーナメントに続いて二つ目のタイトルを獲得し、年間優勝を争うファイナルラウンドへ向けてポイントを積み上げた。
後期トーナメントは初戦で敗退
一方、後期トーナメントでは結果を残せなかった。
8月1日の初戦で宮崎と対戦。2回に2点を先制したものの、3回に同点とされ、6回に勝ち越しを許して2-3で敗れた。
大分との争いを制し、57ポイントでシーズン優勝

ファイナルラウンドでは、大分との優勝争いが最後まで続いた。
フェニックスは9月19日、北九州市民球場で宮崎に1-0でサヨナラ勝ち。翌20日のシーズン最終戦でも8-4で宮崎を破り、2連勝で全日程を終えた。
ファイナルラウンドの成績は13試合9勝4敗。57ポイントで首位に立ったが、この時点では大分が試合を残しており、優勝は決まっていなかった。
9月24日、大分は宮崎とのダブルヘッダーに臨んだ。大分が2連勝すればフェニックスを上回る状況だったが、第1試合で宮崎が1-0で勝利。この結果、大分がフェニックスを上回る可能性がなくなり、フェニックスの2026九州アジアリーグ優勝が決定した。
最終的にフェニックスと大分はともにファイナルラウンド9勝4敗。ポイントではフェニックスが57、大分が56となり、わずか1ポイント差で年間王者が決まった。
千脇諒太が最多勝、最多奪三振の投手2冠
個人成績でもフェニックスの選手が上位に名を連ねた。
中でも際立った成績を残したのが千脇諒太。16勝を挙げて最多勝を獲得し、101奪三振で最多奪三振にも輝いた。
投球回も120回2/3でリーグ最多。防御率は2.24で、西垣彰太(大分)の2.22にわずか0.02及ばなかったものの2位に入った。
千脇は最多勝と最多奪三振の2冠を獲得。シーズン前に自身が目標として掲げていた15勝を上回る16勝を記録してシーズンを終えた。
谷岡楓太が8セーブ、マリークは41打点

リリーフでは谷岡楓太が8セーブを挙げ、リーグ最多。シーズン終盤までフェニックスの抑えを担った。
打撃部門ではマリークが41打点でリーグトップ。井町爵久も40打点で2位に入り、打点ランキングの1、2位をフェニックス勢が占めた。
井町は本塁打でも6本を記録。薮怜汰も6本塁打を放ち、薮は打率.359、37打点、48得点を記録した。48得点はリーグ最多だった。
キャプテンの杉森慎太郎は打率.368でリーグ3位。出塁率では.489を記録し、リーグトップとなった。
投手では千脇、谷岡、打線ではマリークがそれぞれタイトルを獲得したほか、複数の選手が各部門の上位に入った。
九州王者としてグランドチャンピオンシップへ
九州アジアリーグを制したフェニックスの次の舞台は、10月1日から富山県で開催される「日本地域プロ野球リーググランドチャンピオンシップ2026」。
全国の独立リーグ王者などが集まり、日本一を争う大会だ。
フェニックスは九州アジアリーグ代表として出場し、10月2日(金)12時30分からボールパーク高岡で日本海リーグ代表の石川ミリオンスターズと対戦する。
勝利すれば10月3日(土)の準決勝へ進出。さらに勝ち上がれば、10月4日(日)の決勝で日本一をかけて戦う。
前期リーグ戦3位から始まり、前期トーナメント優勝、後期リーグ戦優勝を経て、最後は1ポイント差でつかんだシーズン優勝。
2026年のフェニックスは、九州王者として富山で次の戦いに臨む。

