子ども食堂支援の協定を結んでいる九州栄養福祉大学(小倉北区)と響灘菜園株式会社(若松区)は2022年初頭から、同社で発生する約100トンの肌荒れトマト等を活用したカレーの開発に取り組んでいます。
同社の生鮮トマト生産量は、年間およそ3,000トン。しかしその中で約3%を占めている肌荒れ・空洞果などのトマトは、店頭での日持ちがしないなどの理由により廃棄を余儀なくされています。
このプロジェクトで開発されたカレーは、小倉北区に本社を置く株式会社マル商のサポートによりレトルト化し、北九州市内の子ども食堂への支援を予定しています。
市内の子ども食堂で毎年食べ続けられること、そして子どもの卒業後にお土産として配ってもらったり、懐かしんで食べてもらったりすることが、このプロジェクトの最終目標です。
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今回は、「トマトのおんがえしカレー」の製造をサポートした株式会社マル商の丸谷真一郎代表が、花農丘公園(北九州市立総合農事センター)で行われた食農教育講座『トマトのおんがえしカレーが生まれるまで』に登壇しました。
「トマトのおんがえしカレー」の開発秘話を紹介した後は、食材ロスの話を展開。食材ロスを減らすために一番大切なことは「食べ切る」ことだと話しました。
食材の中では野菜が一番ロスが多いとのこと。
丸谷代表は「『食べる分だけ買う』『余ったらストックバッグに入れて冷凍保存する』の2点を意識するだけで家庭での食材ロスを減らせるのでは」と話し、食農教育講座『トマトのおんがえしカレーが生まれるまで』を締めました。