J:COM北九州芸術劇場でNODA・MAP 第28回公演 『華氏マイナス320°』 広瀬すずさんコメントが到着

撮影/野坂 茉莉絵 ヘアメイク/永瀬多壱 スタイリスト/丸山晃

NODA・MAP 第28回公演『華氏マイナス320°』が、2026年6月6日(土)〜14日(日)にJ:COM北九州芸術劇場 大ホールで上演されます。

本作は、野田秀樹氏が作・演出を手がけるNODA・MAPの新作。物語は「とある化石の発掘現場」から始まり、「謎の骨」の「謎」をめぐって現代から中世、さらに古代へと往還していきます。正しくない科学に基づいた、正しくないSF(サイエンス・フェイクション)によって、野田氏が提示する新たな劇世界とは。

今回は、『華氏マイナス320°』北九州公演を控えた広瀬すずさんのコメントをお届けします。

広瀬すずさんコメント

撮影/野坂 茉莉絵 ヘアメイク/永瀬多壱 スタイリスト/丸山晃

――NODA・MAP『Q』:A Night At The Kabuki(以下 Q)(2019年)が初舞台でした。舞台に挑戦しようと思ったきっかけを教えてください。

10代の頃から映像の世界で活動していて、ちょうど「カメラの前以外で演技をする経験をしてみたい」という感情がわいてきたタイミングに、野田さんのワークショップのお話をいただいたんです。これが想像していた以上に楽しくて、通い過ぎて野田さんに「これは(次の公演に)出るってことだよね?」と聞かれるほど没頭してしまったんです(笑)。感情優先でなく、解放された空間でまず声に出してみたり自由に動いてみる、そして何か一つのものをみんなで表現する……しかもその表現方法も、これまで私がやってきた演技とは全く違う方法論。解き放たれるような感覚があったというか、夢中になれたんです。

――『Q』再演ツアーでは英国公演も経験されました。

お客様がストレートに感情表現する海外公演ではまた違う刺激を受けましたし、「始まったものは、いつか終わるんだなぁ」というしみじみした感慨と、長い公演期間を無事に「乗り越えたぞ!」という嬉しさの両方がありました(笑)。一つひとつの公演の記憶が濃厚なので、さらに達成感が得られましたし。でも「今日はこれをテーマに頑張ろう」とか「今日はあそこを修正してみよう」と日々課題を持って舞台に立っていたら、あっという間でしたね。再演の方がより早く感じたかもしれません。

――演じ手として、NODA・MAP作品のテーマをどのように昇華していますか。

観る側も演じる側も、覚悟のいるストーリーが多いですよね。どうやっても精神的には削られていく感覚があります。しかも長い公演期間の中で何十回も繰り返していくと、前半よりも何十倍も感情が重くなるんですよ。私自身沈んでいってしまうタイプなので、そこをまた上げて、翌日の登場場面では新鮮さを取り戻すのがとても大変というか、初舞台の時は苦労しました。野田さんの作品は一つの世界からまた別の世界にジャンプする飛躍力も必要とされるので、その繋ぎ目をどう表現していくかにも悩みますし。ただ、とにかく素晴らしい座組みの皆さんを真似しながら吸収してみたり、野田さんのアドバイスのままに身体を動かしてみたりと、稽古場に行ったらいつの間にか解決するんです。

――今回の共演者、阿部サダヲさん、深津絵里さんとのご共演についてはいかがでしょう。

阿部さんとはドラマ『anone』(2018年放映)以来なんです。家族のように仲のいい現場だったので、そこからの信頼感は大きいです。久しぶりに共演できるのがとにかく楽しみで。深津さんとは初めてになります。NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』(2018年)が舞台で深津さんを見た最初で、今でも台詞を喋っている光景が思い出せるぐらい衝撃を受けました。こうして同じ舞台に立てることが光栄です。

――今回の役柄について、野田さんから何か聞いていますか?

『Q』の時とは対極にあるような役……「ファウストを惑わす悪魔メフィストフェレスのような役をさせたいと思っている」とおっしゃっていました。まだ具体的な解釈はできていないのですが、今回も素晴らしい共演者の皆さんが揃う中で「どう存在すればいいんだろう?」と、楽しく迷いながら演じられたらと考えています。

――NODA・MAP 作品では高校生チケット、北九州芸術劇場では 10 代対象の割引チケットなど、若い世代が舞台に触れる取り組みを行っています。若い世代へのメッセージをお願いします。

やはり「生物(なまもの)である」ことが舞台の醍醐味だと感じます。学生時代に何度か舞台を観にいった経験もありますが、意味やテーマを全部理解するというよりも、目の前で観た景色や、作品から受けたインパクト、手触りみたいなものがずっと身体の中に残っていた感覚がありましたから。

――最後に、北九州での楽しみを教えてください。

ご飯です!お店を調べてみんなで食べに行ったり、地元の方に教えていただいたり……ツアー中はやっぱり、その土地の美味しいものをいただくのが楽しいですよね。

NODA・MAP 第28回公演 『華氏マイナス320°』

日程

2026年6月6日(土)〜14日(日)

会場

J:COM北九州芸術劇場 大ホール

チケット

S席13,000円、A席8,500円、サイドシート5,700円、高校生割引シート1,000円

高校生割引シートのみ全席僅か、そのほかの席種の前売りは全て終了しています。当日券は全公演販売。詳細は決まり次第HPにてお知らせいたします。

公演詳細は、J:COM北九州芸術劇場ページでご確認ください。https://q-geki.jp/events/2025/nodamap-28/