【インタビュー】「北九州芸術花火2022」MCを務める北九州市出身の声優・前田佳織里さんが語る意気込みと見どころ

–話は変わって、声優を目指したきっかけを教えてください。

元々、人前で劇をやるときには主役をやりたいですって進んで言うタイプだったんです。昔からちょっと目立ちたがり屋でした。

高校のときに北九州でバンドをやって人前に出るってことの楽しさを知って、何かそういう芸事をやりたいなあと思っていたところで『声優かっ!』という漫画を読んで声優のお仕事を目指すようになりました。

–声優さんのお仕事ってどういうところがいちばん大変なんでしょうか?

常に限られた時間の中で、「ここまでやったからいいだろう」という上限がないんですね。それ相応の目安はあるのかもしれませんが、私の場合はやっぱり、限られたその時間の中でより良くしていきたいって気持ちが強いので、とにかく時間との戦いです。

収録で台本を渡された後、そのセリフを噛まないように読む練習をしたり、タイムにあっているか確認したり、役作りに合った作品を見るなど、やることが本当にたくさんあります。
他にもトーク力だったり、総合的に求められるので、そういう意味ではどんなことでも勉強になります。なので自分に厳しくないと、と思っています。

–逆にやりがいのある部分、楽しいのはどんなところですか?

自分の声を通してその役として生きたときに、この役を見たおかげで勇気をもらいましたという声をいただいたり、お手紙いただいたりすることが力になっています。

私も小さな頃に好きなアニメを見て、つらいときなど「私もこのキャラクターのように生きられるはずだ」って励まされたので、自分の仕事やトークで励まされたって声もすごく嬉しいです。

–喉とか声のケア方法を教えてください

ときどき薬箱みたいなものを持ち歩いてて、この用途のときはこの薬、みたいに使い分けています。

でも調子が悪いときには桃のネクターを飲みます。ちょっととろみがあって栄養もたっぷりなんであれを飲むとだいたい元気になります。

あとはライブ前とかには加湿器でちょっと潤したりもします。それぐらいですかね。

声優の仕事を始めたての頃はちょっと叫んだだけで声がかれていたんですけど、今は強くなってきていて、長時間ずっと喋っていても一日寝たら治るみたいなのが当たり前になりました。

–北九州でこれから声優を目指したい方にアドバイスをいただけると嬉しいです。

きっと、私の育ったこの街北九州市にも、声優目指したいですっていう方がたくさんいらっしゃると思います。

やっぱりなかなか難しい仕事ではあると思うんですけど、私が声優になろうって目指したときは、視野を狭くやりすぎちゃって、逆にあのときもうちょっとこういう経験しとけばよかったって思うことがすごく多かったんです。声優になってみて、無駄なことって本当になくて、見たもの、感化されたもの、やっていた習い事などが全て生きてくるので。

目先のことにとらわれ過ぎず、幅広い視野で何でも糧にするんだって気持ちで、「楽しむ」ことを忘れずにやってもらえたら、より良いやり方が見つかるんじゃないかなと思っています。

–前田さんご自身の目標を教えてください。

前田佳織里といえば●●役をやっている声優さんだよねって思ってもらえて、夢は大きいですけど国民的な声優さんになりたいなと思います。

ここ数年、例えばお酒が好きだとか、好きなことをどんどん発信していたらそれがお仕事に繋がってきています。なので、何か北九州の良さとかもたくさん広げていけるようなビッグな声優になれたらいいですね。

–最後に「北九州芸術花火2022 Presents ANISON FANTASTIQ FIREWORKS」に向けての見どころと意気込みをお聞かせください。

アニソンと花火はお互い素敵なものなので、融合したら素敵がもう倍の倍の倍になること間違いなしだと思います。

ここ数年で人との付き合い方とか変化していることが増えていると思うので、そんな中でも広い会場だけどアットホームで、何年経ってもあのとき楽しかったなって思い出してもらえる素敵なイベントになったらいいなと思います。みんなでもう打ち上げようぜ、でっかい花火を、って気持ちで一緒に盛り上げてもらえたら嬉しいなと思いますので、ぜひぜひよろしくお願いします!

北九州芸術花火2022 Presents ANISON FANTASTIQ FIRE WORKS」チケット情報

チケット購入に関する詳細は、北九州芸術花火2022 Presents ANISON FANTASTIQ FIRE WORKS 公式サイトでご確認ください。ローソンチケット、楽天チケットで購入が可能です。(〇月〇日現在)※記事公開日を記入します。

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