地元企業の強みを生かし大学生が地域課題解決 産学連携プログラム『Coyage』成果発表会をGYMLABO(戸畑区)で開催

© 2024 ATOMica.

3月26日(火)、九州工業大学(北九州市戸畑区)内のコワーキングスペース・GYMLABOで、地元企業の強みを生かして地元の大学生が地域課題を解決するプログラム「Coyage(コヤージュ)」のDEMODAY(成果発表会)が行われました。

「Coyage」には、北九州市内の4つの大学(九州工業大学、西日本工業大学、北九州市立大学、九州国際大学)から25人の学生が参加。株式会社村上精機工作所(本社:北九州市八幡西区)、株式会社ユニゾンシステムズ(本社:福岡市中央区)、吉川工業株式会社(本社:北九州市八幡東区)の3社の協力のもと、6つのチームに分かれ、「持続可能なまちづくり」をテーマに2月下旬から全7回のフィールドワークを行いました。

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この日はまず、チームごとに15分間のプレゼンテーションを実施。各チームとも、グループワークで得たチームワークを発揮し、地元企業の技術力を生かした地域課題解決策を高い熱量で発表しました。

プレゼン時の衣装に凝るチームも。チーム「ソレイケ!」は衣装を赤で統一

各チームの発表テーマは以下の通りです。(左はチーム名)

  • おタスケレンジャー:街中を歩いて街の良さを実感してもらい賑わいを取り戻すために、仮想の動物と一緒に街を散策する「キタキューウォーク」
  • Plant Green:市内の学生をターゲットに、企業の魅力を伝える製品を実際に体験できたり、企業を知ることができるよう設計した「企業美術館」
  • カラフル!!:誰でも気軽にいつでも立ち寄ることができる、北九州市内の大学生と地元企業のハブとなる「24H無人企業説明会場の設置」
  • itookaC:健康寿命を延ばし活気あふれる街を目指すための“ひみつ道具”「表情認識AIを搭載したカメラ(uniカメラ)」「ICタグ付き歩数計(歩き-TAG-なる)」振動発生装置を使った集団運動機器(MURAKami-Shake)」
  • エルダー:市内の空き家問題対策を踏まえたリノベーション済みシェアハウスや貸しスペースの提供
  • ソレイケ!:学生定住を促進するための就活支援マッチングアプリ、子ども向けお菓子作り体験、高齢者向け無人レジ行動検知システム

また、それぞれの発表の最後には、各メンバーが自身の成長ポイントを共有。発表力やコミュニケーション力の向上、知識の活用、意見を言いやすい環境の構築など、それぞれの収穫を発表しました。

全てのチームの発表終了後、チームビルディング力、プレゼンテーション力、アイデアのユニークさ、課題解決力、課題に対する理解度の5点をもとに審査した結果、最優秀チームに「itookaC」が、優秀チームに「おタスケレンジャー」が選ばれました。受賞したメンバーは「それぞれの得意分野を発揮できた」「チーム内で意見を出し合って、それぞれをブラッシュアップできたことが結果につながった」「とても価値のある1ヶ月を過ごすことができた」などの感想を述べました。

優秀チームの「おタスケレンジャー」
最優秀チーム「itookaC」

協力企業の一社、株式会社村上精機工作所の水上さんは「成長したポイントで『コミュニケーション力がアップした』と発表されていましたが、就職して仕事に就いたときに技術力や知識はもちろん大切なのですが、私はそれ以上にコミュニケーション力が大切だと思っています。今回身につけたコミュニケーション力をさらにブラッシュアップして、就職後に活用してください」と参加学生にエールを送りました。

「Coyage」を通じて、学生たちは地域課題に対する理解を深め、企業との協働を通じて実践的な課題解決能力を身につけることができました。また、参加企業にとっても、学生たちの斬新なアイデアやまちづくりへの熱意に触れる貴重な機会となりました。このような産学連携の取り組みが、持続可能なまちづくりに向けた一歩となることが期待されます。