小倉昭和館で北九州のクリエイターが集結するZINEイベント「北九州ZINE STORE」【3月1日(金)~3日(日)】

3月1日(金)から3日(日)までの3日間、小倉昭和館(小倉北区魚町)で、北九州のクリエイターが集結するZINEイベント「北九州ZINE STORE」が開催されます。このイベントは「art & experience nuritashi」によって主催され、入場は無料です。

ZINE(ジン)とは

ZINE(ジン)とは、主に趣味や特定の主題に焦点を当てた小規模出版物のことです。元々は「マガジン(magazine)」の省略形として生まれました。ZINEは、個人または少数のグループによって作成され、商業的な出版物に比べて発行部数が少なく、特定のコミュニティや興味を持つ人々を対象にしています。

北九州市のグラフィックデザイナーで、今回のイベント主催者の一人である岡崎友則さんは、「『クリエイターの価値を伝えること』を今回のイベント開催の目的としています」と述べています。岡崎さん自身が作品を見たいと考えていた、北九州にゆかりのあるクリエイターたちに参加を呼びかけたそうです。

映画館である小倉昭和館での開催については、「昭和館さんが『文化発信拠点』となりたいとお話しされていたのを聞き、今回のイベントに合っているのではないかと思い、ここ開催を決めました」と明かしました。岡崎さんは、2023年12月に復活した、小倉昭和館のロゴマーク制作にも携わっていました。

さらいに岡崎さんは「クリエイターと企業のマッチング」をもう一つのテーマとして挙げ、「クリエイターと企業が直接繋がる機会をもっと増やしたいと常々思っています。参加するクリエイターが自分のフェチズムを表現したZINEを通じて発信することで、企業とつながりやすくなることを期待しています」と強調しました。

今回、岡崎さんの呼びかけに応えて、グラフィックデザイナーや写真家、建築士など、幅広い分野のクリエイター約20名が集まり、自らの思いを込めたZINEを販売します。「自分の思い通りのデザインで作品を販売することで、クリエイターとしての価値をより伝えやすくなります」と語る岡崎さん。「来客数も売り上げも全く予想できませんが、成果次第で今後定期的に開催したいですね」と意気込みを示しました。イベントの詳細、お問い合わせは「北九州ZINE STORE」公式Instagramで。

◆参加クリエーター:委細 哲也/岩井 紀子/岡崎 友則/菊池 勇太/国松 あずさ/小林 宏史/小間 知里/重岡 徹/白石 真也/シンハラ/高山 弘之/田代 理沙/田村 晟一朗/デザイン は こうや/馬場 祐吏/藤中 正美/藤江 哲也/ふかだあきこ/ポルト/マーサ・チャン/まついまりこ/吉永 真利江