【北九州下関フェニックス3x-2大分B-リングス(2023年7月22日) オーヴィジョンスタジアム下関】
両チームの投手の好投により0-0でタイブレークに突入。10回裏、2点を追うフェニックスはモタのタイムリーで同点にすると、続く大河がレフト前に弾き返して横山が生還しサヨナラ勝ち。引き分けを挟んで9連勝とし、首位・火の国サラマンダーズに3.5ゲーム差と迫った。
この試合のポイント
- タバーレス、パク・シオン、橋爪、大江の好投で9回を無失点
- 西岡選手兼任監督、今季2度目の「代打、オレ」で初安打
- 満塁策に燃えた大河がサヨナラ安打
首位・サラマンダーズを猛追するフェニックスの先発はジョアン・タバーレス(#99)。前回の登板では宮崎サンシャインズを相手に5回無失点の投球を見せ、2勝目を挙げています。
今日のタバーレスは制球にやや苦しみ、4回まで毎回四球のランナーを許します。しかし粘り強いピッチングであと1本を許さず、5イニングを投げB-リングスを無失点に封じました。
一方、好調のフェニックス打線はB-リングスの先発・猿渡の前に凡打の山を築きます。
8回裏に試合が動きます。フェニックスが二死から代打に指名したのは西岡 剛(#7)。7月2日の火の国サラマンダーズ戦以来の「代打オレ」で試合を動かしにかかりました。
西岡は猿渡の2球目をセンター前に弾き返し、二死一塁とします。代走・中田 航大(#8)が難なく二盗を決め二死二塁に。一発のある薮 怜汰(#10)に期待がかかりますが、三振に打ち取られこの回も0点に終わります。
タバーレスのあと、パク・シオン(#55)、橋爪 海人(#18)、大江 海透(#17)と継投したフェニックスも、B-リングスに得点を許さず、試合は0-0で9回を終え、タイブレークに突入します。
フェニックスの5番手・松本 直晃(#66)が2点を許しますが、引き分けを挟み8連勝中のフェニックスは勢いが違います。
打席に入ったのは、イスラエル・モタ(#33)。今日はここまで3打席ノーヒットでしたが、やはり一番頼りになるバッターです。
モタは2球目を捉え、打球はレフト線へ。平間 隼人(#0)、宇土 憲伸郎(#6)が生還し、同点に追いつきます。続く吉岡 翼(#28)は申告敬遠で一塁に歩き、一死満塁に。打席にはリーグ首位打者の大河(#23)が入ります。
大河は0-1からの2球目をレフト前に弾き返し、代走の横山 晴人(#24)がホームイン。好調・フェニックスがタイブレークの2点差を難なくひっくり返し、3-2とサヨナラ勝ち。これで引き分けを挟んで9連勝としました。サラマンダーズとのゲーム差は3.5となり、首位の背中が見えてきました。
大分B-リングス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
北九州下関フェニックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3X | 3 |
【バッテリー】タバーレス、パク・シオン、橋爪ー田中/大江、松本ー武蔵
【本塁打】
次の試合:7月23日(日) 対大分B-リングス(オーヴィジョンスタジアム下関) 14時プレイボール