今、小倉城の天守閣の5階が非常に面白いです。
先日はバーになり、夜の小倉の街を眺めることができました。
そして今回体感したのは、北九州発のパフォーマンスアート「RASEN」。
書や和太鼓の重厚で華やかなパフォーマンスを、全身で感じてきました。
2019年12月6日(金)、小倉城天守閣5階展望スペースにて、小倉城公認パフォーマンスアート集団「RASEN」の初公演が行われました。
RASENとは
2019年6月に行われた、G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議歓迎レセプションで再会した書道家・杉田廣貴と、和太鼓奏者・岩切響一を中心に結成された異色のアート集団。
日本人が古来より大切にしてきた「調和」の尊さと、世界への「循環」を、
アートやデザイン、パフォーマンスを通じて表現したい、という熱き2人の思いに答えたメンバーが集結。スタートメンバーは、書、和太鼓、舞踏、歌、音楽、映像、光のエキスパートたち。
RASENの一番の強みは、メンバーたちのジャンルを超えたコラボレーション。
日本の古典とアートが融合した多様な表現を絡ませ繋ぎ、そして真のアートへと昇華させる。(小倉城ホームページより引用)
書も、和太鼓も、舞踏も歌も音楽も、どれもがすごいんです。
ひとつひとつに見惚れ、聴き惚れてしまいます。
当日の「RASEN」のパフォーマンス
こちらは杉田 廣貴さんの書のパフォーマンス。
杉田さんの息遣いが聞こえてきそうな近距離で見たのですが、その気迫に圧倒されました。
その杉田さんの書をビリビリと破るパフォーマンスを見せたのが、舞踏表現家の良香 -Ryoko-さん。
「え?せっかく書いたのに破っちゃうの?」とちょっと焦りました。笑
良香さんの柔軟な体を生かした、しなやかで美しいパフォーマンスはとても魅力的でした。
歌うのはHAKUさん(左)。ブレッシーな声が印象的でした。
そしてお箏は石本かおりさん。お城でお箏を弾くのは初めてとのこと。
和太鼓の岩切 響一さん(右)。本格的な演奏に加え、トークもキレッキレ。笑顔も素敵です。
杉田 廣貴さんと同じ、宮崎県出身だそうです。
すごく熱気のあるパフォーマンスから一転、和やかなトークセッションに。進行はおなじみ、西口久美子さん。
偶然杉田 廣貴さんがカメラ目線に。
スペシャルゲストとして参加のサウンドプロデューサー・安部潤さん(キーボード)。
参加表明が遅く「よく分からない状態で来ました(笑)」とのことでしたが、演奏はとても素敵なものでした。
こちらが客席の様子。
多くのお客様がパフォーマンスとトークセッションに釘付けになっていました。
感想
まず、小倉城の天守閣でこういった重厚で華やかなパフォーマンスが行われること自体がすごいと思います。
しかも、演者さんの息遣いまで聞こえてきそうな至近距離で見ることができるので、迫力も段違い。
このRASENのテーマは「リジェネレーション〜再生〜」。
今後は、人や地域、企業を“表現”で応援していきたいとのことでした。
きっと近いうち、地域や企業とのコラボレーションを見ることができることでしょう。
どんな“表現”を、そしてどんなパフォーマンスを見ることができるのか、今からとても楽しみです。