北九州下関フェニックス 拳士郎選手インタビュー【2026年】

拳士郎選手 インタビュー

キタキュースタイルでは、北九州下関フェニックスの全選手インタビューを実施しました。難病を抱えながらも野球への情熱を持ち続け、同じ境遇の子どもたちに夢を届けたいと語る捕手、拳士郎選手。ベストナインを目標に掲げた今シーズンへの思いを語っていただきました。

拳士郎選手プロフィール

守備位置:捕手 
生年月日:2003/9/24 
身長体重:171cm/86kg 
右投げ右打ち 
千葉県出身 

地球環境高校ー千葉熱血MAKINGSーYKSホワイトキングスー火の国サラマンダーズ

拳士郎選手インタビュー

──昨シーズンを振り返っていかがでしたか?

拳士郎選手:チームとしては苦しい結果が続いたシーズンでした。一方で個人としては、3年目にしてやっとチャンスをつかめてきたという手応えがあります。満足のいく結果ではありませんでしたが、自分の中では収穫のあった1年だったと思っています。

──今年のフェニックスはどんなチームだと感じていますか?平間監督についても聞かせてください。

拳士郎選手:監督と選手の距離感が近くて、楽しいチームになっていると思います。監督が積極的に関わってくれているからこそ、どのチームよりもコミュニケーションが取れていると感じています。平間監督は、ファーストでヘッドスライディングしたり、守備で飛び込んでボールを取りに行ったりと、他の監督ではなかなか見られないプレーを見せてくれます。監督がああいう姿を見せてくれると、自分たちも鼓舞されますね。

──今シーズン意識していることや、個人の目標を教えてください。

拳士郎選手:今年はバッティングに重点を置いています。NPBに近づくにはバッティングが必要不可欠だと考えているので、自主練習は基本的にバッティングに充て、打率と長打率をバランスよく上げられるよう取り組んでいます。数字の目標としては、打率3割5分以上とホームラン5本以上です。加えて、ベストナインも必ず取りたいと思っています。

──キャッチャーとしての課題や持ち味はどんなところですか?

拳士郎選手:課題は、やはり捕球です。霜門さんのように形が綺麗なキャッチャーと比べると、ストップの面ではまだ劣っていると感じています。持ち味は捕ってからの速さですね。盗塁阻止率には自信があり、そこはセールスポイントにしています。今年からは、バッティングも持ち味として打ち出していきたいと思っています。

──ファンの皆さんへのパフォーマンスにも力を入れていると聞きました。そのきっかけや思いを教えてください。

拳士郎選手:自分は血小板減少性紫斑病という難病を抱えています。中学1年生のときはほとんど学校に行けないくらい入院生活が続いていました。小児科の病棟には、難病やさまざまな病気を抱えた子が周りにいて、夢を諦めてしまう子もいました。まだ小学1〜2年生の子が「僕はサッカー選手になれないから」と言うのを聞いたとき、残酷だと感じました。自分も医師に「野球を辞めろ」と言われていましたが、いろいろな方法を探し、諦めずにここまで来ました。だから、難病を抱えながらでも野球の舞台で輝く姿を見せて、同じような境遇の子たちが夢を諦めずにいてくれたらと思っています。難病になってから、野球のプレーだけでなくパフォーマンスも含めて注目してもらえる選手になりたいと、ずっと考えてきました。もちろん野球への情熱は本気です。ファンの方と距離が近い独立リーグだからこそできることもあると思っています。試合に出ていないときも、何かパフォーマンスでファンを楽しませたいという思いがずっとあります。

──最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

拳士郎選手:今年はチームとして優勝できる体制が整っています。さらに、ファンの皆さんが見て楽しいと思えるチーム作りも、選手一同で進めています。応援よろしくお願いします!