北九州下関フェニックスは14日から、花林かいぞくスタジアム(大分県玖珠町)で、大分B-リングスとの3連戦に臨んだ。3試合中2試合が1点差ゲームと、首位を争うチームが好ゲームを展開した。
◎【北九州下関フェニックス 3-10 大分B-リングス(2024年6月14日) 花林かいぞくスタジアム】
3連戦の結果によっては首位の座を明け渡す、フェニックスにとっては大事な3連戦。松本直晃監督は先発マウンドにタバーレスを送った。
タバーレスは初回からランナーを背負う苦しい投球が続いた。初回、2回に1点ずつ失うと、3回には4連打を浴びさらに2点を許した。
フェニックスも毎回走者を出し、2回、4回に宮本貴章の犠牲フライ、5回には吉岡翼のタイムリースリーベースで5回を終え3-4とB-リングスに食い下がる。
しかし7回に二死一、二塁の場面で登板した西垣彰太が3ランホームランを浴び、3-7と差を広げられる。8回にも勝野侑晟が3点を失い3-10とされ勝負あり。フェニックスは10本のヒットを放つもあと1本が出なかった。吉岡が今季初の猛打賞。
北九州 010110000 │3
大 分 11200033X │10
【北九州】 ジョアン・タバーレス 西垣彰太 勝野侑晟 中村総一郎 – 宮本貴章 霜門佑哉
【大分】 西森弘貴 嘉陽太一 山本麗貴 福地元春 – 久保田健史
[本塁打]吹上 奨1号(大)
[三塁打]吉岡 翼(北)
[二塁打]]吉岡 翼(北) 新太郎(大) 新太郎(大) 久保田健史(大)
◎【北九州下関フェニックス 6-5 大分B-リングス(2024年6月15日) 花林かいぞくスタジアム】
負けると首位が入れ替わるこの一戦。フェニックスの先発は3連勝中の荒巻千尋。
先制したのはフェニックス。ヒットで出塁した中田航大を一塁に置き、2番・平間隼人がライトオーバーの3号2ランを放ち、2-0とリードした。
2-2で迎えた4回には、河野颯太、中田の連続タイムリーなどで3点を奪い、5-2とリードを広げた。
荒巻は1回、制球に苦しみ2点を失うものの、その後は決定打を許さない荒巻らしい投球を見せた。5回に2点を失い、この日は6イニングを投げ4失点の投球内容だった。
フェニックスは6回に薮 怜汰のタイムリーヒットで6-4とB-リングスを突き放すが、最終回に守護神・中村総一郎が1点を失い、さらに一打同点のピンチを招く。しかし続く打者をレフトフライに打ち取り試合終了。荒巻は7勝目、中村は7セーブ目を挙げた。
この日もフェニックスは2ケタ安打。平間が猛打賞。中田航大、横山晴人、宮本貴章がマルチ安打を記録した。
北九州 200301000 │6
大 分 200020001 │5
【北九州】 荒巻千尋 伊藤秀樹 行木俊 中村総一郎 – 宮本貴章
【大分】 辻興聖 嘉陽太一 越智遼人 – 久保田健史
[本塁打]平間 隼人3号(北)
[三塁打] 新太郎(大)
[二塁打]横山 晴人(北)
◎【北九州下関フェニックス 3-10 大分B-リングス(2024年6月16日) 花林かいぞくスタジアム】
1勝1敗で迎えた3連戦の最終戦。フェニックスはチーム勝ち頭の川﨑大輝が先発した。
フェニックスは2回、一死一、三塁から宮本貴章のタイムリーヒットで1点を先制。開幕から正捕手の座を守る宮本が川﨑を援護する。
1-1で迎えた4回に、相手投手のワイルドピッチで1点を加え2-1としたフェニックス。川﨑も要所を抑える投球で5回まで被安打3、1失点と好投を続けた。
しかし6回、今度は川崎のワイルドピッチで1点を失い2-2の同点に追いつかれると、8回に二死一、三塁から2番手で登板した行木俊がタイムリーヒットを浴び1点を勝ち越された。
フェニックスは9回、横山晴人がヒットで出塁するも後続を断たれゲームセット。首位攻防の3連戦を1勝2敗で終えた。
北九州 010100000 │2
大 分 01000101X │3
【北九州】 川﨑大輝 行木俊 – 宮本貴章
【大分】 猿渡大輝 – 久保田健史
[二塁打]岩下 竜馬(大) 新太郎(大)
北九州下関フェニックス 次回のホームゲーム:6月21日(金) 対火の国サラマンダーズ(筑豊緑地野球場)