【北九州下関フェニックス7-7火の国サラマンダーズ ※延長タイブレーク(2023年5月20日) オーヴィジョンスタジアム下関】
両軍合わせて29安打の打撃戦はともに譲らず7-7の引き分けに終わった。首位・火の国サラマンダーズとのゲーム差は2.0と変わらず。
1回裏、薮 怜汰(#10)の今季3号となる先頭打者本塁打でフェニックスが先制。その後も大河(#23)、モタ(#33)の連続内野安打で二死一、二塁とすると、打撃復調の6番・和希(#26)が初球をライトスタンドに運び3点を追加。4-0と主導権を握ります。
フェニックスの先発は櫻井 政利(#21)。今季2度目の先発で2勝目を目指します。
櫻井は初回を三者凡退に抑えると、2回も一死一、二塁のピンチを切り抜け、順調な立ち上がりを見せます。
しかし3回に小林のタイムリーで1点を許すと、4回には3点を失い、3回1/3でマウンドを降ります。フェニックスはマウンドに今季初登板の金本 享佑(#20)を送りますが、サラマンダーズ打線の勢いは止まらずさらに1点を奪われます。3番手・北見 春介(#29)も1点を失い、4-6とリードを許します。
フェニックスは4回裏に宇土 憲伸郎(#6)のタイムリーで1点を返すと、8回にはコウキ(#77)と平間 隼人(#0)がダブルスチールを決め、土壇場で同点に追いつきます。9回には宇土、大河の連打で一打サヨナラのチャンスを作りますが、続くモタが併殺打に倒れ、延長タイブレークに突入します。
10回表、サラマンダーズの攻撃を1点に抑えたフェニックスは打席には宇土が入ります。ランナーに平間、薮、中田 航大(#8)を置き、宇土の打球はショートへ。サラマンダーズのショート・晴樹がこれを弾く間に平間が生還。フェニックスが同点に追いつきます。なおも二死一、二塁とチャンスが続き、打席には大河が入ります。大河はライト前ヒットを放ちますが、サラマンダーズのライト・中山の好返球で二塁走者・中田が本塁タッチアウトに。フェニックスはサヨナラの得点を挙げられずにリーグ規定により7-7の引き分けに終わりました。
フェニックスは昨日先発した豊村 直大(#19)を4番手で、10回には8番手で大江 海透(#17)を投入する必死の継投策が実りませんでした。また、怪我のため欠場していた吉岡 翼(#28)が約3週間ぶりに試合に出場しました。代打での打席はセンターフライに終わりましたが、球場に詰めかけたフェニックスファンに元気な姿を見せました。
火の国サラマンダーズ | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 |
北九州下関フェニックス | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 7 |
【バッテリー】櫻井、金本、北見ー田中/豊村、橋爪、本野、松本、大江ー武蔵
【本塁打】薮3号、和希1号
次の試合:5月21日(日) 対火の国サラマンダーズ(オーヴィジョンスタジアム下関) 13時プレイボール