インタビュー企画「KITAQ Style 1000 Project ~北九州市の“人”をもっと知る~」

【やっぱりおいしい北九州】Fralito-Fwalito(小倉北区)

食を通して北九州市の良さを伝える書籍「おいしい北九州」の著者、東 恭子さんが新たに開拓した飲食店を紹介する企画【やっぱりおいしい北九州】。北九州市内の“おいしい”飲食店を素敵な記事と写真で紹介します!!

小倉北区・京町銀天街の西側の入り口にあるFralito-Fwalito。赤い花を背中に乗せた、愛らしいのゾウのロゴが目印だ。スフレタイプの「ふらふわカステラ」をメインの商品とし、2021年7月にオープンした小さなスイーツ店だ。

店を運営するのは「辻利茶舗」。説明するまでもなく日本茶を専門とする小倉の老舗である。現在では海外での事業も手掛けており、伝統を守りながらも時代の変化に合わせて新しいチャレンジを続けている。今回はその辻利茶舗の社長・辻史郎さんに話を聞いた。

「コーヒー屋さんにはコーヒーを使ったスイーツの他にも種類があるのに、何故かお茶屋=抹茶、日本茶スイーツといった固定概念がある。私自身もそうでした。うちは自社でスイーツを製造しているので、ならば抹茶以外のスイーツも手掛けよう、と」。

Fralito-Fwalitoの店舗は、江戸時代長崎街道の始点だった常盤橋のたもと近くにある。元々は辻利茶舗の海外出荷用商品などのステーションとして使われていた場所だという。長崎街道といえば、当時長崎に大量に輸入された砂糖が運ばれていたことから「シュガーロード」とも呼ばれ、周辺地域では長崎の「カステラ」佐賀の「丸ぼうろ」などの菓子文化が発展し、現在はお土産品としても有名な銘菓となっている。

「そういえばこの周辺は長崎街道沿いなのに、お菓子屋がないなと思っていました」という辻さん。歴史的にお菓子との関わりの深い場所を、倉庫として利用するだけではもったいないということで、辻利茶舗の系列店として新しくスイーツの店を作ることにしたそうだ。

Fralito-Fwalitoの看板商品の「ふらふわカステラ」は、独自の製法で丁寧に焼き上げられた、上半分の“ふわぁっふぁ”と下半分の“しゅわっしゅぁ”が共存した生地は、軽いだけでなくしっとりなめらかな食感が楽しめる。ナイフやフォークを入れた時、本当に‘’しゅわぁ‘’という音がするので食べる前からワクワク感が増す。

ニホンミツバチを飼育している山田緑地の純国産はちみつを使用し、地産地消にも寄与したこだわりのスフレカステラだ。定番商品の他に、季節に合わせたものや旬の商品もその都度登場している。

Fralito-Fwalitoで購入した商品は、斜め向かいで「徒歩20秒」の辻利茶舗京町店内イートインスペースの利用可能。辻利の御抹茶や煎茶を合わせていただくのもおすすめだ。

まちの歴史を大切にしながら、新しいものを届けてくれるFralito-Fwalito。紙袋には、ロゴのゾウが大きくあしらわれており、シンプルさが逆にかわいさを引き立てていて、いい具合に街中でも目立つ。このゾウのロゴにも歴史的な意味があることにお気づきの方もおられるだろう。江戸時代に将軍・徳川吉宗に献上されたゾウが長崎街道を通り、常盤橋を渡ったというエピソードにちなんでのデザインで、手がけたのは辻利茶舗のスタッフとのこと。良い意味での手作り感のなさに驚いたのだが、店のホームページも社長の辻さんがすべて作成しているというのも更なる驚きである。

店の周辺には、買い物をする人、ご近所さん、学校帰りの学生、仕事中の人といった様々な「生活者の日常」がある。そんな普段の生活の中、『ふらりと』お立ち寄りいただき『ふわりと』した小さな幸せをお持ち帰りいただきたい。がコンセプトの小さな店は、時代にマッチしていて見た目もかわいいというだけではなく、日常に小さな贅沢を感じさせてくれる存在なのだ。

主なメニュー(税込み)

ふらふわカステラプレーン(ホールタイプ) 750円
ふらふわクリーム 280円
ふらふわはちみつプリン 320円
ふらふわパッションクーラー 550円

営業時間

11:00~17:30(全品売り切れ次第終了)

定休日

お正月(1/1.2.3)とお盆(8/13.14.15)、その他HPやSNSにてお知らせ

アクセス

住所:北九州市小倉北区京町2-1-23
TEL:093-981-9369

公式ホームページ

公式Instagram

fralito_fwalito 公式Instagram

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