北九州市に来たばかりで知り合いがいない、などの理由で、いわゆるソロ活を余儀なくされる機会も多々あるかと思いますが、初めてのお店に一人で入るのはなかなか勇気がいるものです。
そこで、一人で行っても馴染みやすい、一人なのに不思議とさみしくない!そんな、北九州市のカウンターのあるお店をご紹介していきたいと思います。
店主さんとおしゃべりしたり、他のお客さんと仲良くなったり。 “一人だからこそできる楽しみ方”をぜひ北九州市で極めてください。
【TERRET】
最初の一歩
最寄り駅はモノレールの徳力公団前駅。志井川沿いをてくてくと歩いていると、徳一橋のたもとに突如おしゃれな外観が現れます。
「こんなところにカフェ??」と一瞬怯むかもしれませんが、オープン時は外に看板が出ているので安心してくださいね。お天気がいいときにはドアが開放されていることもあり、入りやすいです。
カウンターメインの落ち着く店内
中に入ると壁側とキッチン側にカウンターがあり、おひとり様には嬉しいつくり。真ん中に大きなテーブルもあるので複数での来店も可能です。シンプルですが、ドライフラワーや雑貨のレイアウトにセンスが光ります。
立地的にとても静かなこともあり、時間もゆっくりのんびりと感じます。ドアが開放されているときには心地よい風が吹き込んできたり、壁側のカウンターに座れば、大きな窓から季節の風景を楽しむこともできたりと、とにかく居心地がいいのがテレットの特徴です。
テレット、とは
テレットのInstagramには、「店主がてれーっとしています。」の紹介文。そう、店名の『TERRET』とは、“ぼーっとする”などの意味がある“てれっとする”から名付けられました。
紹介文には「店主が」と書かれていますが、テレットに来ると、誰もがてれーっとしてしまう魔法にかかるから、不思議。誰もがてれっとしたくなる、してもいい、そんなやさしい雰囲気がお店を包み込んでいる気がします。
カウンターには電源もあり、「ご自由にどうぞ」とのこと。静かなので集中することもできるし、合間に美味しいおやつを食べながらてれーっと脱力することもできる。一つのお店でオンオフの切り替えができるので、仕事や勉強もはかどりそうです。
一目で美味しい!とわかるメニューたち
テレットは居心地の良さだけでなく、その美味しさも評判なんです。
まずご紹介するのはたまごサンド。見てください、このトロットロ具合。もう絶対おいしいとわかりますよね。ふわトロな卵がブラックペッパーと相性抜群でぺろりといけちゃいます。
本日のケーキ、この日は熱々のできたてバナナケーキをいただきました。バナナたっぷり、そして添えられたアイスと生クリームもたまりません。こちらも見ただけで「間違いない!」とわかります。
あんバタートーストなんて魅力的なメニューもあります。惜しげないバターに拍手を送りたくなりますね(笑)。ラムがきいていてちょっぴり大人の味ということもあり甘すぎず、厚切りにも関わらずこちらもぺろりでした。
そんな数々のおいしいメニューがあるテレットですが、店主さんのおすすめはクラフトジンジャーエール。アイスもホットも人気とのことです。ぜひお試しあれ。
桜も楽しめる、という贅沢
場所が志井川沿い、と聞いてピンと来た方もいらっしゃるかもしれません。春の志井川沿いは桜並木が有名ですよね。テレットも目の前が志井川ということで、春の季節には桜を間近で楽しむことができます。
店主さんに桜の時期のお写真をご提供いただいたのですが、川を覆うトンネルのような桜がとても綺麗です。
桜の季節はあっという間ですが、タイミングが合えばお花見とともにテレットでのひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
誰かを連れていきたくなるテレット
カウンター席が多いこともあり、お客さまはほとんどがおひとり様だそう。店主さんは初めてのおひとり様には話しかけるようにしているそうなので、一人で行ってもさびしくありません。それどころか、おひとり様のお客さまが次は家族や恋人を連れてきて店主さんに紹介することが多いそうで、大事な人を紹介したくなるというのは、店主さんがそれだけおしゃべりしやすいという証拠ですよね。
基本的には店主さんがお一人で切り盛りされているので、「複数で来店された際は食べ物の提供に時間がかかるので、次の人を待たずに食べてほしい!」とのことです。一人で行ってもみんなで行っても、テレットではそれぞれのペースで、てれーっとした時間を思う存分楽しんでいただきたいと思います
詳細情報
小倉南区徳力3丁目15-11
営業時間/お昼過ぎから暗くなるまで
定休日/不定休
※開店などの情報はInstagramをご確認ください
協力:門司港ゲストハウスポルト