もう修羅の国とは呼ばせない。北九州市の刑法犯がこの20年で最少に

2018年に北九州市で起きた強盗や窃盗などの刑法犯罪が、この20年で最少であることが分かりました。

2018年の刑法犯罪の認知件数は6,504件と、前年の7,570件から1,066件減少。2003年の40,389件と比べると83.9%の減少となります。

また、人口10万人当たりの件数は福岡市より250件余り少ない688件。北九州市によると「警察の取締りに加えて、防犯カメラの普及や市民による見回りなど、日常的な防犯活動の効果が出ているのではないか」とのこと。

北橋市長も「日本でいちばん安全なまちを目指して、市民一丸となって暴力追放、犯罪の少ない街に向かって努力していきたい」と話しているそうです。

北九州市の刑法犯(の認知件数)が福岡市より少ない、という状態はここ数年ずっと続いています。

犯罪が多いことを揶揄して、未だに北九州市を「修羅の国」などと呼んでいる人もいますが、いったいいつの話をしているんだろうと思います。
(それにしても2003年の40,389件って多すぎ……)

そもそも、「修羅の国」なんてネタでしかないのに、それを真に受ける人の何と多いことか。

現在、北九州市役所も「北九州市の住みやすさ」などを一生懸命PRしているところですが、世間のイメージを大きく変えるためには、やはり「北九州市に関わる人(住む人、働く人、出身の人)」がそれぞれの思いを発信していくことも必要ではないでしょうか。

行政の情報発信と関係人口の情報発信が両輪となることで、北九州市に対する世間のイメージが大きく変わっていくのだと思います。

ですので、「北九州にはなにもない」みたいな自虐は控えましょうね。

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