北九州下関フェニックスが火の国に2連勝 千脇12勝目、佐藤仁は公式戦初打席初安打

北九州下関フェニックスは8月16日、オーヴィジョンスタジアム下関で火の国サラマンダーズと対戦し、5-2で勝利した。先発の千脇諒太投手が5回1安打無失点と好投した。前日の6-2に続いて火の国に連勝。シーズン優勝を争う大分B-リングスとのつばぜり合いが続いている。

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ハーラートップの12勝目を挙げた千脇は奪三振(81個)もリーグトップ

フェニックスは初回、先頭の井町爵久が四球で出塁すると、続く漁野海人が左翼への二塁打を放ち、無死二、三塁とチャンスを広げる。平間隼人の死球で満塁となり、4番・薮怜汰が左前へはじき返し、2点を先制した。

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この日2安打の薮。連日の猛打賞

フェニックス先発の千脇は、初回に四球と盗塁、暴投で1死三塁のピンチを招いたものの、後続を抑えて無失点。2回を三者凡退に抑えると、3回も安打と四球で1死一、二塁とされながら得点を許さなかった。

3回裏、フェニックス打線が再び火の国を攻める。

先頭の平間が四球で出塁し、薮の中前打と相手の失策で無死二、三塁に。ここで杉森慎太郎が左翼へ2点タイムリー二塁打を放ち、4-0とリードを広げた。

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この日2打点の杉森は、出塁率リーグトップを快走中

たまらず火の国は投手をスイッチ。しかし、大豊が左前打を放って無死一、三塁とすると、マリークも右翼へのタイムリーを放ち、5-0とした。

大量援護を受けた千脇は、4回、5回をともに三者凡退。5回72球を投げ、1安打、2四球、4奪三振、無失点の好投で、ハーラートップとなる12勝目を挙げた。

5回裏には、8月7日に入団が発表された佐藤仁が代打で登場。西日本短大付の4番として昨夏の甲子園を沸かせた18歳は、公式戦初打席で左前打を放ち、初打席初安打を記録した。

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佐藤仁は公式戦初出場初安打をマーク。「持ってる」選手の存在は心強い

佐藤は試合後、チームに合流して約2週間で「少し状態が戻ってきたかなというところで、平間さんが『行くぞ』と言ってくれました」と出場までを振り返った。初安打については「追い込まれてから、あの球に対応できたのは、自分としての成果かなと思います」と話し、「この1本で終わらず、次の機会にもつなげたい」と次を見据えた。

自身の強みについては「振れるところ」とし、「打つ、打たないではなく、振ることで相手にプレッシャーを与えていきたい」と、シーズン終盤での貢献を誓った。チームについても「皆さん優しくて、すごくいい雰囲気で接してくれるので、僕自身もすごくやりやすい」と話し、ファンの声援についても「すごく温かい」と感じているという。

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試合後の佐藤仁選手

6回に登板した吉田英寿が2点を失ったものの、最終回は守護神・谷岡楓太が連続の空振り三振で試合を締めた。

平間隼人監督は試合後、先にリードを奪って試合を優位に進められたことを評価。千脇投手についても「ナイスピッチング。いつも通り」と信頼を口にした。

公式戦初打席で結果を残した佐藤選手については、「甲子園の舞台でもホームランを打つということは、何か持って生まれてきた選手だと思います」と評価。初打席ながら低めのボール球を見逃した点にも触れ、「技術的にも精神的にも強い選手だと思います。このままNPBを目指してほしいですね」と期待を寄せた。

シーズンはいよいよ終盤。前期3位から後期優勝と巻き返してきたフェニックスは、シーズン優勝を争う大事な局面を迎えている。平間監督は「前期3位、後期優勝とみんなで力を合わせて積み重ねてきた。最後の最後、頑張ったら優勝できるので、力を合わせて目の前の試合を勝ちにいきたいと思います」と力を込めた。

最後にファンへのメッセージとして、「グランドチャンピオンシップにみんなで行けるように頑張りますので、来週からも応援よろしくお願いします」と語った。