北九州下関フェニックスは19日から、九州アジアリーグ2連覇中の火の国サラマンダーズとの今季リーグ戦初の3連戦に臨んだ。
【北九州下関フェニックス 9-6 火の国サラマンダーズ(2024年4月19日) リブワーク藤崎台球場】
19日に行われた初戦は、中田航大の4安打、宮本貴章の3安打を始め、先発全員の18安打を火の国投手陣に浴びせ勝利した。
好調・中田の当たりが止まらない。
第1打席の内野安打を皮切りに、第2打席、第3打席と連続二塁打を放った中田。第4打席にはライトスタンドに飛び込む今季第1号をマークした。この日は5打数4安打2打点と活躍。シーズンオフの10キロ増量が打撃面で効果があったようで、打率もリーグ2位と好位置につける。(4月20日現在)中田は今シーズンを野球人生の集大成と位置づけ、NPB入りのチャンスをうかがう。
もうひとり好調なのが宮本貴章。今季より慣れ親しんだ捕手に戻り、開幕スタメンを手に入れた。この日の3安打を含め、今季は19打数8安打と打でも存在感を示す。もともと、4打席立って実力を発揮するタイプ。今季の起用法が本人に合っている。
先発・川﨑大輝は5回を投げ被安打7、4失点も2勝目をマーク。
北九州 120041001 │9
火の国 000220200 │6
●バッテリー
【北九州】 川﨑大輝 大山樹生 伊藤秀樹 行木俊 中村総一郎 – 宮本貴章
【火の国】 松江優作 古殿聖月 神田理久 丹翔也 波多野陸哉 – 中川拓真
【北九州下関フェニックス 6-8 火の国サラマンダーズ(2024年4月20日) リブワーク藤崎台球場】
20日に行われた試合は、終盤のフェニックスの追い上げも届かずに敗戦した。
横山晴人が3番抜擢に応えた。
3月16日の開幕戦では終盤の代打起用のチャンスをものにした横山。以降の先発起用にも結果で応えており、この日は「3番・レフト」でスタメンに名を連ねた。この日も好調をキープしており、4打席目までで4安打と活躍。チーム唯一の道産子が春先から快調だ。
この日の先発は西垣彰太。勝ち星には恵まれていないが、初回の登板では7回3失点、前回の登板では5回2失点とゲームを作っている。しかしこの日は火の国の4番・山本に2本塁打を浴びるなど、4回2/3を投げ6失点と悔しい登板となった。
試合は0-6で迎えた6回表に、一死一、二塁から横山の安打を皮切りに4連打を放ち4-6と追い上げるも、火の国の細かい継投を攻略できなかった。
北九州 000004110 │6
火の国 01014200X │8
●バッテリー
【北九州】 西垣彰太 荒巻千尋 勝野侑晟 – 藤木貫太
【火の国】 田島和礼 神田理久 古殿聖月 波多野陸哉 丹翔也 山口翔 – 有田光輝
なお、21日の試合は雨天のため中止となった。