北九州の未来は明るいかもしれない。
1月24日(金)に小倉城天守閣で行われた、北九州の「近未来」を語るイベント「5G×北九州 近未来の最前線ミートアップ」での話を聞いた感想です。(当日の動画はこちらから)
北九州市とNTTドコモが連携協定を締結
2020年1月24日(金)、北九州市とNTTドコモが連携協定を結び、今後は市の施策にもビックデータを活用することが決まりました。
その北九州市から、北九州市役所の安永真一郎さんが登壇。
この連携協定を史上もっともアクティブなものとしたい、とのことでした。
今後は以下の4点に取り組むとのこと。詳細は動画にてご確認ください。
- ①官民データ連携を見据えたEPBMに対する実証実験
- ②5Gを活用したワーケーションによる移住、定住の促進
- ③最先端技術を活用した観光客や市民へのサービス向上
- ④市民や経済界における情報リテラシー向上促進
個人的に気になったのは「オンラインとオフライン どっちがメイン?どっちがサブ?」というお話。
オフライン(リアル)がメインとして、オンライン(デジタル)をツールで使うというのが世の中の趨勢だが、実はオンラインがベースでオフラインがそれに包含されているのではないか、とのことでした。
オンラインで提供できる価値を上回らないとオフラインには訪れてもらえないんではないか、とも。
5Gの出現により、ビジネスにおいて「ユーザーとの接点・体験価値」がさらに大切になってきそうです。
5G時代のビジネス創出に向けた取組み
続いては(株)NTTドコモの5Gジェネラルマネージャー・本高祥一さんが登壇し、「5G時代のビジネス創出に向けた取組み」をテーマにしたお話を。
冒頭の「5Gとはテクノロジーのツールのひとつであって、これで劇的に変わるわけじゃない」という言葉が印象に残りました。
5Gの特徴といえば「高速・大容量」、「低遅延」、そして「多数接続」。
これらが私たちの仕事や生活にどのような影響を及ぼすか、具体例を挙げつつ分かりやすく説明してくださいました。
5Gについて、NTTドコモのWebサイトに分かりやすい説明がありましたのでご参考に。
パネルディスカッション
続いて行われたパネルディスカッションでは、登壇者の皆さんが現在行っていることや今後の取り組みなどを紹介。そして将来の可能性をいろいろと感じさせる、楽しい話を展開。
「5Gの時代になると、ロボットアニメで主人公はロボットに乗らずに遠隔操作する」という話、分かりやすい例えでした。
5Gの時代のガンダムでは、アムロはガンダムに乗らず、外からガンダムを“操作”するってことなんですね。
5G体験
最後に、「5G体験」ということで、参加者の方がさまざまなツールを体験していました。
説明を聞いた上での体験ですから、参加者の皆さんも「5Gがもたらす未来」をよく理解できたのではないでしょうか。
さいごに
5Gがもたらす未来はきっと明るいんでしょう。
医療は大きな進化が見込まれていますし、車も自動運転が主流になるといわれています。「体験」というものも大きく変わってくるでしょう。東京とそれ以外の都市の間に存在する「格差」も減ってくるかもしれません。
そんな未来をぼんやりと待ち、メリットをなんとなく享受するのではなく、「5G」を積極的に活用して街とそこに住む人の将来を明るく照らしたい、そう考えました。
当日の模様はこの下の動画で全編見ることが可能です。(約103分)