明治・大正期の近代建築が残る若松南海岸通り(若松バンド)

若松南海岸通り(若松バンド)

北九州市でレトロな建物を見ることができるのは、門司港レトロ地区だけではありません。

若松区の若松南海岸通りは明治・大正期の近代建築が残っており、港町として栄えた若松の歴史を肌で感じることができます。

若松バンドとも呼ばれる、若松南海岸通りを紹介いたします。(訪問日:2017年7月10日、9月2日)

若松南海岸通りの建物など

戸畑から若戸渡船に乗って若松へやってきました。若戸渡船は若松と戸畑を3分間で結ぶ航路です。明治時代以前より運行されている歴史ある渡船で、今でも北九州市民の貴重な足として活躍しています。

若松南通りを少し歩いたところから見える若戸大橋

上野ビル(旧三菱合資若松支店ビル)です。大正2年に建設されたビルで、今でも現役です。(玄関部は増築されています)

上野海運ビル

3階にはカフェがあります。

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大正8年の建築といわれている旧古河鉱業若松ビル。前面と側面を走る道路の交差角度に合わせ、隅が鋭角になっています。建物はレンガ造りの2階建て。ルネサンス様式の建造物です。

保存改修工事を経て、平成16年に「交流・文化・観光」の拠点施設として生まれ変わりました。

見学・休憩は無料。多目的ホールと会議室は予約すればどなたでもご利用いただけます。

旧古河鉱業若松ビル

1階の売店では天然酵母あんぱんを販売中。ドトールの自販機でコーヒーも飲めます。

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旧古河鉱業若松ビルの向かいにはベンチが設置されています。洞海湾を見ながらのんびりと過ごせますね。

ベンチで洞海湾を見ながらのんびりと

明治38年に建設された石炭会館。左右対称の造りが特徴的な、石炭積み出し港、若松の歴史を象徴する建物です。

石炭会館

1階には人気のクロワッサンのお店「三日月屋」が入っています。クロワッサンだけでなくソフトクリームも絶品。

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旧ごんぞう小屋。ごんぞうとは「沖の本船で石炭荷役をする仲士」のこと。当地にあった彼らの詰め所を再現し、レトロな休憩所として平成8年に建てられました。

旧ごんぞう小屋

若松南海岸通り アクセス

若松南海岸通りは、若戸渡船の乗降場(若松渡場)からJR若松駅に続く通りのことをいいます。

地図

最寄り駅・バス停

[若戸渡船]若松渡場

[北九州市営バス]若松南通りバス停

[JR筑豊本線]若松駅

アクセス(小倉から向かう場合)

JR小倉駅から鹿児島本線で戸畑駅へ向かい、戸畑渡場(戸畑駅より徒歩約5分)より若戸渡船に乗船→若松渡場で下船

JR小倉駅新幹線口(北口)にある小倉駅新幹線口バス停から、北九州市営バスで若松市民会館前/若松営業所方面(行先番号:7番/9番)に乗車し、若松南通りバス停で下車(戸畑駅バス停からも乗車できます)