北九州でカウンターを極める~『わいずカフェ』編~

北九州市には、ぜひとも行ってほしいこだわりのお店、個性的なお店がたくさんあります。

一緒に行く人がいない、となるとなかなか行くタイミングもむずかしいものですが、ひとりで行ってこそ、ゆっくりとその雰囲気を味わい、お店の良さを堪能することができるはずです。
“初めてのお店に一人で入る”というハードルを飛び越えてでも、「行ってよかった!」と思ってもらえるような、そんなお店をご紹介していきたいと思います。

【わいずカフェ】

最初の一歩

本城駅から徒歩13分ほど。産業医科大学病院のすぐそば、『本城西市営住宅前』バス停が目の前です。そんなバスも通る大通り沿いにあり、駐車場も8台ほど完備されているため車でも行きやすいこの場所に、【わいずカフェ】は4年ほど前に移転しました。以前は黒崎井筒屋の中にあったので、馴染みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

デパートの中にある洋食屋さんとして、老若男女、お買い物の合間にたくさんのお客さまを迎え入れていたわいずカフェ。移転して、”オールマイティなお店”としてさらにパワーアップ!

“オールマイティ”とはどういうことなのか、ご紹介します。

席が埋まるほど人気なランチタイム

まずはランチ。最近はすぐに席が埋まってしまうほど人気となっているそうです。

売りは何といってもランチプレートで、ボリューミーなメイン料理を、目移りするような色とりどりで盛りだくさんの副菜が囲んでおり、食べる前からテンションが上がってしまう一皿となっています。

メインが洋食の定番、ハンバーグ・チキン南蛮・牛サガリステーキから選べるのも嬉しいですよね。中でもチキン南蛮が人気だそうで、噂を聞きつけたのか区外からチキン南蛮を食べに訪れるお客さまもいらっしゃるんだとか。メインが選べることに加え、副菜も季節ごとに変わるので、何度でも行きたくなります。

ランチはプレート以外にオムライスや定食もあります。オムライスは黄身が濃く味わいも濃厚な大分の『蘭王』というブランド卵を使っているというこだわりも。移転前からの人気メニューのため、今でもオムライスを求めて来店する当時からのお客さまがいらっしゃるそうです。

ランチは土日祝関係なく同じメニューで、ランチプレートを注文した方はデザート&ケーキセットなどもあり大変お得となっています。

デザートとコーヒーで優雅なカフェタイム

メニューを見ていると、その豊富なデザートに目が留まります。わいずカフェはメニューがほとんど手作りというこだわりがありますが、ケーキももちろんすべて手作り。

最近はチーズケーキの評判が良く、「ホールで食べたい」と注文を受けることもあるほど!ケーキにも先ほどご紹介した大分のブランド卵『蘭王』を使用し、クリームチーズにもこだわっているためとても濃厚なんだそうです。

フレンチトーストなども人気ですが、最近はかき氷メニューも登場。デザートも季節ごとに変わるので、その時々で色んなメニューが楽しめます。

わいずカフェは、コーヒーにもこだわりが。北九州で一番最初にコーヒーマイスターの免許を取ったというマイスターさんにオリジナルの豆をつくってもらっているそうです。苦いばかりでなく、深みも酸味もあってバランスがいいのが特徴なんだとか。

そしてお客さまに目の前でその香りを楽しんでもらうため、『クレバーコーヒードリッパー』という、お湯をためることで一定時間漬け込むように淹れることができるという特殊なドリッパーをテーブルまでお持ちし、コーヒーが落ちる瞬間を見ながら香りも楽しんでもらうという、とても粋な提供の仕方をしています。ゆっくりと落ちるコーヒーを眺めていると、カフェタイムも丁寧な時間の使い方ができそうですよね。

土日はお昼から夜まで通し営業となっていますので、いつでも気軽にお茶を楽しむことができます。

夜カフェにちょい飲みも

夜にはディナープレートがあり、味噌汁付き・ライス大盛り無料のワンプレートと、メインもオムライスも食べられるオムライスプレートがあります。どちらもメインはチキン南蛮・ハンバーグ・ステーキの3種類から選べますよ。お酒とおつまみメニューもあるので、ちょい飲みにも利用できます。

そして夜ももちろん、カフェ利用が可能。夜にコーヒーだけ飲みに来るお客さまもいらっしゃるそうです。ガッツリ食べるもよし、お酒とともにちょっと飲むもよし、そして二次会的に夜カフェ利用するもよし。夜だけでもいろんな使い方ができるのが嬉しいですね。

まだまだある、オールマイティな理由

それだけではありません。移転後に始めたテイクアウト。店内で食べられるメニューはもちろん、ロコモコやわいず気まぐれ弁当など、テイクアウトのみのメニューも!そして、わいずカフェ特製のオードブルもあります。ハンバーグ・唐揚げ・ローストビーフなどが詰め込まれ、こちらも人気なんだそう。オードブルは2日前までに店頭または電話にてご予約を。また、その他のテイクアウトもスムーズに受け取れるため事前の予約がおすすめです。

さらに!わいずカフェは飲み放題付きのコースや、15名以上で貸し切れるビュッフェコースも!ビュッフェコースは結婚式の二次会や送別会など、他のお客さまを気にせずホームパーティー気分で楽しめるのでこちらも人気だそうです。

サッカーチームの打ち上げなど、お子さんがたくさんの場合は貸し切りだと安心ですよね。MAX25名くらいまでは可能だそうですので、気になる方はぜひ問い合わせてみてくださいね。

オーナーさんの想い

黒崎井筒屋でわいずカフェとして独立する前から、20年近くも黒崎井筒屋内で飲食業をされてきたというオーナーさん。もともと、料理をするのも好きでしたが何より人と接するのが好きだったというオーナーさんは独立する際、みんなが”ワイワイ集まる”という意味からわいずカフェと名付けたそう。表記が【WAIZ CAFE】なのは、”みんなの縁がワイドに広がるように”、の意味も込められています。

人と人の繋がりができるように、そして色んな人同士が繋がればいいな、という思いがあったそうですが、その想いの通り、わいずカフェはたくさんのお客さまに愛され、黒崎井筒屋時代のお客さまが今も来てくれたりするそうです。その時来てくれていたお孫さんが大きくなって、3世代で来てくれることも!きっと家族と美味しいお料理を食べた楽しい思い出がずっと心に残っているんでしょうね。

移転後は以前のお客さまに加え、近くの大学の学生さんなど年齢層が広がり、10代から70代まで幅広お客さまに親しまれています。

移転して4年ですが、移転したのがコロナの真っただ中だったこともあり、まだ1年くらいの感覚、というオーナーさん。

「普段使いでもみなさんに喜んでもらえるようなお店にしたい」とおっしゃる通り、昼でも夜でも、お持ち帰りでも貸し切りでも楽しめるお店になっています。

20数年いた黒崎井筒屋を離れるときには色々な思いもあったそうですが、この場所にきて、「これからもっとこちらに根付いて、ここで頑張ってみよう!」と日々お客さまのため美味しい料理をつくっていらっしゃいます。ぜひ足を運んでみてください。

※一部お写真はわいずカフェさんにご提供いただきました

詳細情報

北九州市八幡西区大浦1丁目11−21 2F

営業時間/11:00~15:30 17:30~21:00(土日は11:00~21:00)

定休日/木曜日

※臨時休業などの情報はInstagramをご確認ください

さいごに
初めてのお店に一人で入る、というのはなかなかハードルが高いですが、人懐っこい人が多いので、店主さんもお客さんも距離が近く、おひとり様に向いている土地と言えます。もちろん、ひとりでゆったりとした時間を過ごすもよし、ひとりの楽しみ方は無限大!
これからも一人でも初めてでも行く価値のある、そんなお店をご紹介していきますので、お楽しみに!

協力:門司港ゲストハウスポルト

北九州でカウンターを極める