【インタビュー】打撃を強化して今シーズンに臨む 北九州下関フェニックス 霜門佑哉選手

霜門佑哉選手(2024年撮影)

霜門佑哉選手 インタビュー

霜門佑哉選手プロフィール

守備位置:捕手

生年月日:1999年5月14日

身長:175cm

体重:75kg

右投げ左打ち

大阪府出身

岸和田高校ー大阪市立大学

霜門佑哉選手インタビュー

ーー昨シーズン(2024年シーズン)を振り返っていかがでしょうか?

霜門選手: 昨シーズンは1年目よりも出場機会が増えましたし、荒巻のノーヒットノーランを一緒に達成できたことや、ホームランを打てたことは良い成果でした。しかし、出場試合数が思ったほど伸びず、それをどう改善するかを考えた1年でした。

ーーその結果を踏まえて、オフはどのように過ごされましたか?

霜門選手: 昨年、キャッチャーとしてメインで出場していた宮本さんや藤木が退団したこともあり、今年こそはキャッチャーとしての出場機会を増やさなければと考えました。そのためには守備だけでなく打撃にも力を入れる必要があると感じたんです。一昨年までは試合に出るためにキャッチャーとしての技術を磨きましたが、今オフは、今季試合に出続けるために、バッティングの強化に取り組みました。

ーー昨年と今年で、自分自身の変化は感じていますか?

霜門選手: 正直、大きな変化は感じていません。これまでやってきたことをさらにランクアップしていく意識で取り組んでいます。

ーー今年は投手陣が大きく入れ替わりました。

霜門選手:主戦級の荒巻、西垣、行木、中村総一郎が残っているので、彼らが昨年同様、あるいはそれ以上の結果を出せるようにサポートする必要があると思います。

ーー新入団のピッチャーについてはどう感じていますか?

霜門選手: 新入団のピッチャーには独立リーグ経験者も多く、自分の能力や立場をしっかり理解している選手が揃っています。僕の役割は彼らが気持ちよく投げられるようサポートすることだけです。彼らの能力は確かなので、それを支えることに集中したいと思います。

ーー捕手の中での立場に対しては、どのように考えていますか?

霜門選手:キャッチャーでは在籍が一番長く年齢も上なので、言うべきことはしっかり伝える責任はあります。ただ、他の選手もフェニックスに入るまでに身につけてきたものがあるはずなので、時にはメニューを提示することもありますが、基本的には全員に自分で考えて行動してほしいと伝えています。技術面は個人に任せつつ、確認作業やチーム全体での認識合わせを大切にしています。

ーー今年のフェニックスはどう変わったと感じていますか?

霜門選手:  一昨年、昨年に比べるとやや静かな印象はありますが、その分みんな地道に練習に取り組んでいます。自主練では昼前からバッティングの音が聞こえ、日没まで途切れることなく続いているのを見ると、確実に練習量が増えていると感じますね。

ーー今年の個人目標について教えてください。

霜門選手: 今年はリーグで一番のキャッチャーになり、優勝チームのキャッチャーとしてベストナインを獲得したいです。打率は3割5分、盗塁阻止率は3割半ばから後半を目指しています。盗塁の多いリーグなので、まずは走られないようピッチャーと連携して取り組みます。また、ブロック練習を継続して捕逸をゼロに近づけたいですね。そうすることで使えるボールの幅が広がると考えています。

ーー数字以外で意識していることはありますか?

霜門選手: 投手が「投げたい」と思ってくれるキャッチャーでありたいですね。が座っていることでチームにプラスになる存在になれるよう、常に考えながら日々取り組んでいます。

ーー今年のフェニックスのチームの特徴について、キャッチャーの立場からどう感じていますか?

霜門選手: 今年も打撃力は健在です。ショートの河野、センターの中田とセンターラインも充実しているので、チームの特徴は昨年までと大きく変わっていません。

ーーファンに注目してほしい点はありますか?

霜門選手: チームとしては、フェニックスらしい楽しい野球を展開していきたいです。個人的には地域やチームのために行っている活動も見ていただけると嬉しいですね。ただ最も大事なのはプレーで結果を出すこと。それを第一に考えて頑張ります。