【北九州下関フェニックス 2-5 福岡ソフトバンクホークス四軍(2024年4月13日) タマホームスタジアム筑後】
13日、北九州下関フェニックスは今季初のソフトバンクホークス四軍との対戦に臨み、2-5で逆転負けを喫した。
今季のホークス(三軍、四軍戦)は、九州アジアリーグ所属チームのホームゲームのみが公式戦として扱われる変則的な形式で行われる。そのため、この日の試合は非公式戦(ホークス側は「交流戦」と表記)となった。
フェニックス先発のタバーレスは1回から3回まで9人の打者を打ち取る好投を見せたが、4回、ヒットと四球で二死一、二塁とした場面で、ホークスの5番・桑原に痛恨の一発を浴びた。タバーレスは5回を投げ被安打3、3失点の投球内容。ホームランは許したものの、昨年同様の安定した投球を披露した。
2番手として登板したのは今季の開幕投手・荒巻千尋で、約1ヶ月ぶりの登板となった。荒巻は1イニングを3人で抑え、復調をアピール。試合後には「フォーム修正などで調子が上がってこなかったが、うまくハマってきたので今日は思いっきり投げた。これから状態は上向きになると思う」と満足げに話した。
3番手・勝野侑晟は1イニングに3四球と制球に苦しんだものの、直球が150キロをマークするなど、高い潜在能力を見せつけた。4番手の行木俊は変化球が冴え渡り、3者凡退に抑えた。
打撃陣では中田航大が好調を維持している。開幕から「1番・ライト」に座り、公式戦ではOPS1.167という成績を残している。この日も4打数2安打とマルチ安打を記録。「NPB挑戦の最後の年」と位置づけ、シーズンを楽しもうとしているのが良い結果につながっていると本人は語った。この日は6回からサードの守備位置についたが、これもNPB入りを見据えてのことだという。オフの10㎏増量も主に打撃面で効果が表れているようだ。
フェニックスは今週末から、週末に3連戦が増える日程に入る。先発ローテーションは川﨑大輝、西垣彰太に加え、復調を果たした荒巻が合流すると予想。ここにタバーレスも加わり、4人の先発投手が揃う。
北九州 020000000 │2
ホークス 00030020X │5
●バッテリー
【北九州】タバーレス、荒巻、勝野、行木ー宮本、宮原