【北九州下関フェニックス 6-7x 火の国サラマンダーズ[7回](2024年3月3日) SHOWAハンバーガースタジアム唐津】
3月2日(土)、3日(日)に行われた、九州アジアリーグ初のカップ戦「リョーユーパンチャリティーカップ」で、北九州下関フェニックスが準優勝の成績を収めました。
2日に行われた準決勝で大分B-リングスを13-3で快勝した北九州下関フェニックスが、3日に火の国サラマンダーズとの決勝に臨みましたが、7回(最終回)にマウンドに上がった中村総一郎がサヨナラ押し出し四球を献上し、6-7で敗戦しました。
フェニックスの先発は西垣彰太。先発ローテーション入りが期待される投手のひとりです。西垣は初回、ヒットと味方のエラーで無死一、二塁のピンチを迎えると、昨年フェニックスに在籍した火の国の3番・モタにタイムリーヒットを浴び先制点を許します。さらに5番・オマールに2点タイムリーを許し、0-3とリードを許します。
前日の試合で終盤に集中打を放った打撃好調のフェニックスがすぐさま反撃。2回表の一死一塁から宮本貴章、河野颯太、漁野海人、薮怜汰の4連打などで6-3と逆転に成功します。
2回裏、西垣が無死一、二塁のピンチを迎えると、フェニックスは2番手・櫻井政利にスイッチ。2点を許すものの、6-5とリードを守ります。
その後は両チーム投手陣の好投でゲームが進みますが、5回裏、サラマンダーズが1点を加えて同点に追いつきます。
何とか勝ち越したいフェニックスですが、6回、7回と三者凡退に打ち取られます。7回裏、フェニックスのマウンドに上がったのは昨年までサラマンダーズに在籍していた中村総一郎。中村はヒットとフォアボールで二死満塁のピンチを迎えます。続く1番・今津を2ストライクと追い込みますが、ボールを見極められ惜しくも四球に。押し出しを許しサヨナラ負けを喫しました。
北九州 0600000 │6
火の国 3200101X │7
●松本直晃監督コメント
「結果だけ見れば悔しい内容ですが、この時期にこうやってシーズンの戦い方が見えたので、シーズンに臨むという上では意味ある負けだったんじゃないかなって思います」
(2日間とも追いかける展開になりましたが?)
「元々選手たちは能力があるので特に心配もしていませんし、打線は水ものっていうぐらいですから駄目なら駄目でも割り切れます。ただ行けるっていう雰囲気作りだけは欠かさないように心がけていました」
(本番に向けて)
「開幕まで約2週間しっかり調整して、頑張りたいと思います」
●平間隼人選手コメント
「短期決戦で賞を取ることはなかなかないので嬉しいです。昨日のホームランは完璧な手ごたえでした。開幕戦をいい状態で迎えられるよう首脳陣皆で相談します」
●横山晴人選手コメント(準決勝で逆転タイムリースリーベース)
「前のバッターの道さん(中村道大郎選手)が『繋ぐよ』と言ってくれていたので、打席に入りやすくなりましたし、自分で決めてやろうという気持ちになりました。相手チームの西森投手が星槎道都大学の1個上の先輩だったので、お互い北海道出身で九州の地で対戦できるのも嬉しい機会でした。そういう意味でもモチベーションが高かった打席でした」