北九州市で老舗のお好み焼店といえば「なにわ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私(筆者)も高校時代、土日の部活帰りに東映会館近くの「なにわ」に何度も寄っていました。テレビコマーシャルもよく流れていましたよね。
1969年(昭和44年)創業の「なにわ」は現在、小倉南区沼新町(小倉東店)、小倉南区蒲生(小倉南店)、若松区小敷ひびきの(ひびきの店)の3店舗で営業しています。
キタキュースタイルでは今回、3店舗全てに訪問し、店長さんにお話をうかがってきました。
小倉東店の柏原孝治店長はなにわで働き始めて15年になるそうです。スタッフさんの定着率が高く、中にはお店のオープンから24年間働いている人もいるとのこと。「スタッフさんとはいつも顔を合わせているので、表情などに変化が見られたらすぐに声をかけるようにしています」とコミュニケーションの秘訣について話してくれました。
「ふだんはキッチンやホールの仕事に加え、レジのお金の管理やスタッフさんのシフト作成など全般的にやっています」と柏原店長。新しいメニューを考案することもあるそうです。「新メニューのテーマが決まったら試作を重ね、スタッフさんにも試食してもらいます。『美味しい』という感想が多ければ店舗限定のメニューとして販売を開始します」とのこと。お客さんにも好評であれば、グランドメニューに入ることもあるそうです。
この先やってみたいことは?という問いには、「海外旅行に行きたいですね」と話してくれました。
最後に柏原店長のおすすめメニュー「もち明太(お好み焼)」をいただきました。やまや製の明太子を使った本格派で、とても美味しかったです!
住所:〒800-0218 福岡県北九州市小倉南区沼新町1丁目1-10
電話番号:093-475-8866
営業時間:11:00~21:50(オーダーストップ21:00)
小倉南店の高岡純一店長はなにわで10年以上働いているベテランです。「スタッフのみなさんをグイグイ引っ張るというよりは、みんなでワイワイしながら仕事に取り組むスタイルの店長です。珍しいタイプじゃないでしょうか」と話します。物事を決めるときも、スタッフさんの意見を聞くことが多いそうです。
「気心の知れたみんなで同じ仕事を一緒にしていることが楽しいですね」と高岡店長。普段から、雑談などを通してスタッフさんとのコミュニケーションを図っているといいます。その甲斐あってか、辞めるスタッフが少ないとのこと。高校生のスタッフが卒業後もアルバイトを続けるケースが少なくないそうです。
この先やってみたいことは?という問いには、「家族旅行に行けたらなって思います。子どもと一緒にワカサギ釣りをやってみたいですね」と話してくれました。
最後に高岡店長のおすすめメニュー「豚キムチ+チーズ」をいただきました。キムチの辛さとチーズのまろやかさがうまく組み合わさっていてとても美味しかったです!
住所:〒802-0978 福岡県北九州市小倉南区蒲生4丁目11-25
電話番号:093-965-8800
営業時間:11:00~22:00(オーダーストップ21:00)
ひびきの店の田村智宏店長は「『行きつけのお店』に憧れていたので、このお店がお客様にとっての『行きつけのお店』になってくれると嬉しいです」と話します。リピーターを増やすべく、お客様にハガキを送ったり、来店されたお客様とコミュニケーションを取ったりしているそうです。コロナ禍の最中も常連さんに支えられてきたというひびきの店。「常連さんが増えていくのが楽しいですね」と田村店長。
ひびきの店のスタッフさんは、上は70代から下は高校生と年齢層が幅広いそうです。田村店長は「若いスタッフとも話ができるよういろいろ学んでいるんです」と笑います。
この先やってみたいことは?という問いには、「スポーツ観戦やお城、神社巡りなど趣味が多いので行きたいところがたくさんあります」と言い、「実は東京より北に行ったことがないんですよ。北海道のエスコンフィールドに行ってみたいです」と話してくれました。
最後に田村店長のおすすめメニュー「ちーたこ」(たこ、チーズ、ネギ、紅ショウガ)をいただきました。お好み焼を食べているのに、味はタコ焼きのようでした。
住所:〒808-0132 福岡県北九州市若松区小敷ひびきの2丁目23-8
電話番号:093-741-4830
営業時間:11:00~22:00(オーダーストップ21:00)
2023年9月12日(火)に北九州市民球場で行われる、北九州下関フェニックス対火の国サラマンダーズの一戦は「presents キタキュースタイル with お好み焼なにわ」としてキタキュースタイルとお好み焼なにわの冠協賛にて行われます。