北九州市のグラフィックデザイナー・岡崎友則さんが「九州ADCアワード2021」グランプリを受賞

北九州市に住むグラフィックデザイナー・岡崎友則さんが、権威あるデザイン賞である「九州ADCアワード2021」において、1,097点の応募作品の中でグランプリを受賞しました。

岡崎さんは「わっしょい百万夏まつり北九州 2019」のポスターや北九州市55周年ロゴマークのデザインをはじめ、北九州市内のさまざまなデザインを手がけており、北九州市にお住まいの方にとっては、とても身近なデザイナーさんです。

九州ADC(九州アートディレクターズクラブ)とは

当団体は、特定の職種を示す団体ではなく、コミュニケーションを生業とし、ディレクション意識と俯瞰的考えを共有できるクリエイター集団です。
クリエイターが個人の資格で参加し、自主的に運営する会員組織です。

九州アートディレクターズクラブ公式サイトより引用)

九州ADCアワード2021グランプリ「石垣琥珀糖」

九州ADCアワード2021グランプリ「石垣琥珀糖」

九州ADCアワード2021グランプリ「石垣琥珀糖」

グランプリを受賞した作品は、中津城の石垣をモチーフにした「石垣琥珀糖」。

岡崎さんはデザインを担当。商品の企画・プロデュースは九州を中心に活動するフォトグラファー・栗山 喬さん(株式会社しらすやまと)が、商品の製造は中津市の和菓子屋さん「四季彩和菓子かきはち」さんが担当しました。

お菓子のデザインだけでなく、箱のパッケージデザインもこだわりぬいた「石垣琥珀糖」。

岡崎さんに商品制作時の苦労を伺いました。

岡崎さん

3社共同プロジェクトの商品開発だったので、良い物を作り上げる事は共有できていましたが、形に落とし込む時の技術的な観点や、デザインの美しさを表現するにあたって知恵を出さないと成立しないと感じました。箱の形状の作り込みや、お菓子のサイズ感や形状、また商品の美しさを際立たせる為にパッケージ自体に掲載する情報を削ぎ落とす作業を何度も繰り返しました。
「石垣琥珀糖」パッケージ

「石垣琥珀糖」パッケージ

「石垣琥珀糖」は現在、中津市歴史博物館のミュージアムショップで販売中。今後は販売場所も増えていくとのことです。

小倉から中津城は車で1時間程度とアクセスも良好。中津城を訪問の際はぜひ、北九州の気鋭のクリエーターが手がけた「石垣琥珀糖」を手に取ってみてください。

中津城

中津城

岡崎友則さんの今後の活動

岡崎さんはこれからの活動についてこのように考えているとのこと。

岡崎さん

パッケージに限らず、デザインされた物が溢れる街になって欲しいと考えています。北九州市の発信のイメージを変える様な業務を手掛けたいですね

北九州愛にあふれる岡崎さんの今後の活躍が楽しみですね。

ちなみに、当キタキュースタイルが2021年4月に制作したエッセイ集の表紙にも岡崎さんのデザインを採用しています。

岡崎友則さんプロフィール

1978年12月生まれ。株式会社岡崎デザイン代表。
グラフィックデザイン、パッケージデザイン、ブランディング、WEBデザインなどを中心としたデザイン事務所。
主な受賞歴:2011〜2014年 九州adc award 入選/2014年 福岡県産業デザイン賞 入選/2015年九州adc award 植原亮輔賞 受賞/JAGDA賞2021 入選] 主なお仕事: 「わっしょい百万夏まつり北九州 2019」のポスターや北九州市55周年ロゴマーク、ウーマンワークカフェ北九州のビジュアルアイデンティティーなど、北九州市内の数々のデザインを手がける。

岡崎デザインホームページ