11月24日(金)に小倉駅前のセントシティ7階・ATOMica北九州で、子どもや子育てについて意見を交換するイベント「こどもまんなかワークショップ」が行われました。
このイベントは、北九州市 子ども家庭局 子ども家庭部 総務企画課が主催。この日は子育ての経験や年齢に関係なく、さまざまな年代の約30人が参加しました。
参加者は6つのグループに分かれてワークショップを実施しました。
ワークショップはグループ別にテーマが設けられました。「レストランなどの飲食店」「スーパーなどの商業施設」「電車・バスなどの公共の乗り物」という場面に対して、それぞれの場面でどんな『ことば』をかければすれ違いが解消されるアクションにつながるかを考えるというものでした。
まずは個人がアイデアを出し、それをチーム内で共有して発表の内容を決定していくという流れでディスカッションが進んでいきました。
各チームに配られた付箋と模造紙に、出てきたアイデアを記入していきます。テーマがはっきりと設けられていることもあり、どのチームも活発に議論が進んでいたのが印象的でした。
あっという間に所定の時間が経過。その後各チームからの発表が行われました。
子育てに対するすれ違いを解消するための、さまざまな『ことば』が出てきました。
模造紙と付箋にはアイデアがたっぷり書かれていました。この日最も好評だったのは「赤ちゃん泣いたら一等賞」。赤ちゃんが泣いたら「ブラボー!」と拍手をするというアイデアでした。
6つのチームの発表を受け、北九州市 子ども家庭局の村上奈津美こども政策推進担当課長は「真剣にしっかり話していただいて、北九州の未来は明るいなと感じた本当に良い時間でした。ぜひこれからも、皆さんと一緒に話をしながら、いろんな取り組みを進めていきたいと思っています。市としては、皆さんにいただいた言葉を踏まえ、今日参加していない方々とも共有できるようなフレーズを作っていきたいと考えています」と感想を述べました。
そして小笠原圭子 子ども家庭局長による「発表を聞かせていただき、皆さんの言葉一つ一つに共感をしていました。皆さんからのさまざまな言葉を聞くことができ、とても良い2時間でした」という言葉でイベントが終了となりました。
「こどもまんなかワークショップ」を企画・進行したATOMica北九州の塩崎泰良さんは「ある参加者の方から『子育てについてのワークショップはこれまでにも企画や参加をしたことはあるが、当事者以外の方がこんなに闊達に議論する場は初めてでした』とコメントをいただきました。とても難しいテーマだったと思いますが、そんな中でも参加者の皆さんが子育て経験の有無に関係なく一緒に、真剣に議論を進められている姿を見て、やってみて良かったなと改めて感じました。ご参加の皆様、本当にお疲れ様でした」と話し、無事にイベントが終わったことに胸をなでおろしていました。