自分が生まれ育った地域のことを知りたいと思っても、大人になるとそういう機会から遠ざかってしまいます。仮に機会があっても、ずっと座って話を聞くだけでは退屈してしまいます。
一方、北九州市の食材を使った美味しい料理を食べても、その食材にまつわる話を聞く機会もそんなにありません。
そんな中、北九州市の食材を通じて地域の歴史を学ぶイベントが、北九州市八幡東区で行われました。
「食を通じて地域を学ぶ 北九グルメアカデミー」が1月30日(木)、JR八幡駅前の「おいしいを描く食のアトリエ BlueOcean」(北九州市八幡東区)で行われました。
「北九グルメアカデミー」とは、北九州市の食材を通じて地域の歴史を学ぶことを目標に、「BlueOcean」オーナーの濱中篤史さんが2020年の1月にスタートしたイベントです。
第1回となる今回のテーマ食材は「若松潮風Ⓡキャベツ」、エリアは「北九州市若松区」。Totoroの会・代表の近藤竜治さんが、ご自身が生まれ育った若松区の話をしてくださいました。
大学時代に過ごしたという東京の話、そして地元での活動の話など、非常に興味深い話が多く、楽しいひと時でした。
そしていよいよ「若松潮風Ⓡキャベツ」を使ったメニューの登場。
最初に出てきたのは「若松潮風Ⓡキャベツのポタージュ」。イベント終盤の懇親会でも話題にのぼった、この日の人気メニューです。
この「若松潮風Ⓡキャベツのポタージュ」の特徴は、キャベツの食感が残っていること。キャベツの甘みを舌で十分に感じることができます。
こちらは「若松牛と若松潮風Ⓡキャベツのホルモン鉄板」です。若松ふじかね牛と若松潮風Ⓡキャベツが使われています。
キャベツの甘みと若松牛の絶妙な歯ごたえがマッチしていて美味しかったです。
「若松牛ランプのタリアータ」。タリアータとはイタリア語で「薄く切った」という意味の言葉。
リンゴのソースとの組み合わせは絶品でした。若松ふじかね牛と大町醤油を使用。
「若松潮風Ⓡキャベツとツナマヨのピッツァ」です。こんなにキャベツの甘みを感じられるピッツァを初めて食べました。
若松潮風Ⓡキャベツと大町醤油を使用。
ここまで十分に若松潮風Ⓡキャベツの甘みを感じてきましたが、最後に出てきた「若松潮風Ⓡキャベツと濃厚小海老のパスタ」では、さらに若松潮風Ⓡキャベツの美味しさを堪能することができました。
シンプルな味付けのパスタが、若松潮風Ⓡキャベツの甘みを引き立てます。シンプルな味付けのパスタは物足りなさを感じることも少なくありませんが、このパスタは若松潮風Ⓡキャベツのおかげで舌もお腹も大満足でした。
デザートは紅玉(品種)の焼きリンゴ。リンゴの可能性を感じさせるお味でした。美味しかったです。
イベントを終えた「BlueOcean」オーナーの濱中篤史さんにお話を伺ったところ、「今回のイベントでいろいろな気づきがありました。これらを第2回以降に活かしていきたいですね」とのことでした。
この「北九グルメアカデミー」は、テーマとなる食材やエリアを変えながら毎月実施されるそうです。
美味しいものを食べながら北九州のことを知ることができる「北九グルメアカデミー」、次回以降にも期待ですね!!
■お店の最新情報はFacebookページでご確認ください
Special Thanks:しらたま音楽堂
【取材を終えて】
地域のことを知りたいと思っても、なかなかそういう機会ってありませんよね。大人になってからはなおさら。
単に「地域に詳しい人の話を聞く」だけでは退屈してしまいますが、美味しい食事を食べながらだと、知識も頭に入ってきやすいかもしれないなと思いました。
おいしいを描く食のアトリエ BlueOcean 店舗情報
住所
北九州市八幡東区西本町2-2-1
アクセス
JR八幡駅から徒歩約2分
営業時間
【ランチ】
11:30~14:30 ※ラストオーダーは14:00
■ランチ営業日は毎週 水・木・金・土
【ディナー】
18:00~24:00 ※ラストオーダーは23:30
電話番号
093-681-7111