ギラヴァンツ北九州先制実らず 岩手に1-1とドロー 今季チーム初得点は高昇辰

【ギラヴァンツ北九州1-1いわてグルージャ盛岡(2024年3月2日)】

3月2日(土)、ギラヴァンツ北九州は本拠地・ミクニワールドスタジアム北九州でいわてグルージャ盛岡との一戦に臨みました。先制ゴールも実らず、1-1のドローに終わりました。ホームでの開幕2連戦は1敗1分けとなり、地元ファンの目の前での勝利は3月20日(水・祝)の第4節・FC大阪戦にお預けとなりました。

試合は15分、高昇辰が左足を振りぬき先制ゴールを決め、幸先の良いスタートを切ります。しかしその後徐々に岩手ペースに。34分に1点を返され1-1でハーフタイムを迎えました。

先制点を挙げ喜ぶ選手たち

後半は岩手にシュート機会すら与えない完全なギラヴァンツペース。6度にわたるコーナーキックなどのチャンスから果敢にゴールを狙いますが、相手の堅守に阻まれ勝ち越し点を奪うには至りませんでした。

85分には今シーズンから加入の髙橋隆大が出場。巧みな足さばきとアグレッシブなプレーで場内を再三沸かせます。アディショナルタイムにはクロスに頭を合わせますが、得点には至らず。試合はこのまま終了し、1-1の引き分けに終わりました。

途中出場の髙橋隆大

入場者数は2,564名。海沿いのスタジアムということもあり気温以上に寒く感じた日でしたが、サポーターは寒さを吹き飛ばすような熱い声援を送っていました。

坂本翔
乾貴哉

増本浩平監督試合後の総括

試合後の増本浩平監督

前節の開幕戦が終わって「覚悟」の話をしたんですが、僕の言葉足らずで誤解を招いたり、不快に感じられた方がいらっしゃったら、その点は訂正させていただきたいと思います。
僕が僕の立場で「覚悟」という言葉を簡単に乱発するとその言葉が軽くなってしまう、本当の意味が伝わりづらくなる、ということを前回話したのですが、言葉足らずで発信されてしまいました。
今日もそうですが、バスが到着してチャントの「鐵の覚悟」を聞いたときに、胸が高鳴る思いがしましたし、前回もこの思いを共有できているんだなっていうふうに思えてすごく嬉しかったので、試合後に「覚悟」の話をしました。

試合については、前節同様にいい形がいくつかできていましたが、その中でやっぱり決め切ることができなかったことはやはり改善していかなければならないところです。『得点力不足』の解決は一朝一夕ではできないことなので、その中で仕組みなどを考えていかなきゃいけないと思っています。

前節同様に、前半のうちに1人交代枠を使わなきゃいけない中で、途中から入った選手たちは自分の役割やタスクをしっかり把握した上でゲームに臨んでくれました。選手たちには感謝しています。

球際の戦いや切り替えの素早さ、ネガティブポジティブといったところは本当によく表現されてきたなと思っているので、前半の終わりぐらいに少しボールがスムーズに動かなくなったところを立ち位置で解決するのか、パス自体の質で解決していくのか、またそういったところをクリアにしていって、迷いなくプレーをさせてあげるようにしていきたいと感じました。

ーーホームゲームで2試合戦った率直な感想をお聞かせください。

2試合とも勝たせてあげられなかったことに、選手にやスタッフ、サポーターの方たち、チームに関わる人たちには申し訳ないなという気持ちは強くあります。やはりいいゲームをしても勝たないと、楽しさとかって半減どころではありません。ウキウキした感じや、また次どうなるのかなというのをすごく楽しんで帰ってもらいたいっていうのがあるので、そういった意味では、自分の力のなさを痛感した2試合だったなと思います。