北九州市小倉北区に本社を置くラーメンチェーン・風風ラーメン 下曽根店が2023年4月24日（月）にリニューアルオープン。新メニューとしてナポリタン、オムライスなど洋食の提供を始めました。
「ラーメン店で洋食？」と不思議に思いながら、新しくなった風風ラーメン 下曽根店を訪ねてきました。
風風ラーメンといえば、とんこつラーメンを中心にしょうゆラーメン、みそラーメンだけでなく油そばやつけ麺など、幅広いラインナップが魅力のラーメン店です。関東にもFC展開しており、筆者が東京在住だったころ、最寄りの風風ラーメンに毎週のように通っていました。お気に入りはパーコーと辛子高菜とレモンサワーです。のちに、店舗の本部が生まれ故郷の小倉にあることを知り、とても誇らしい気分になったことを記憶しています。
個人的にも思い入れのある風風ラーメンが、店舗リニューアルに伴い下曽根店限定で洋食の提供を始めたと耳にしたときは非常に驚きました。
その理由をたずねると、風風ラーメン運営会社（リズム食品株式会社）の岡本代表が、ご自身がベンチマークにしている飲食チェーン店がメニューを幅広く提供していることから着想したとのことでした。
「ラーメン店を進化させたい」との思いから、店舗近くにある工場で試行錯誤しながらメニューを考案。その結果、下曽根店のリニューアルのタイミングに合わせて洋食の提供をスタートすることになったそうです。
4月に提供を開始した洋食メニューは、ナポリタン、オムライス、鉄板焼きそば、「四日市名物」鉄板トンテキ定食、スペシャルお子様ランチ、ワガママ大人様ランチの6種類。
新メニューの洋食を導入してからは、リニューアルによりお店が綺麗になったこともあり女性のランチ利用が増えたといいます。
社内で商品製造・開発に携わる馬場工場長は「これまで、週1回の来店でラーメンを食べていた家族連れのお客様が、洋食を食べるために来店頻度を週2回にする、といったこともできるようになりました。メニューが増えたことで家族間でのシェアも可能です。ディナーの時間帯は家族連れの方々にゆっくりと過ごしていただきたいですね」と話します。
取材の合間に、今回提供を開始した洋食メニューの中一番人気のナポリタンをいただきました。
麺がモチモチしているとうかがっていたので、どの程度モチモチしているんだろうとあれこれと想像を巡らせていましたが……
そのうちに、熱々の鉄板に乗せられたナポリタンが運ばれてきました。目玉焼きがトッピングされていて、見た目も華やかです。一口食べてみると、口の中でモチモチ感が広がります。噛むと弾力があり、歯ごたえも抜群。想像していたモチモチ感を大きく上回ったモチモチ感でした。
麺は茹で後300グラムという結構なボリューム。ソーセージやピーマン、玉ねぎもバランスよく加えられていて十分な食べごたえ。お腹いっぱいになりました。
風風ラーメンのナポリタンの特徴は、一般的なパスタの丸い麺とは異なり、ラーメン用の機械を使っているため麺が四角いのことです。メニュー化にあたり、最適な麺の厚みやグラム数を弾き出すために何度もテストを重ねたといいます。
馬場工場長は「パスタは初の試みなので、どんどん改善していってもっと世に出していきたい」と意気込みます。
お客様の反応も上々で、やはりモチモチ感が評判になっているそうです。
ちなみに、同じ時期に提供が始まった焼きそばは、ラーメンで使う中華麺をアレンジして使っているそうです。
また、店舗リニューアルのタイミングで、注文用のタブレットを導入しました。
タブレットの導入にともない、お客さまとの接点が減ることの懸念もあったそうですが、導入して間もないこともあり、操作に慣れない方から尋ねられることが多いそうです。「むしろ接点が増えているかもしれません」と話すのは藤本店長。
実際に触らせていただいたところ、とても商品を選びやすかったです。オプションメニューの追加も簡単で、ついあれこれと注文してしまいそうです。
リニューアルと同時に、店内入ってすぐのところに冷凍ショーケースを設置しました。持ち帰り用冷凍餃子と、人気の冷凍パン「パン・デマンド」の商品を販売しています。「パン・デマンド」の商品は北九州市内で初の販売となります。
冷凍餃子は、焼き餃子・軟骨餃子・手包み棒餃子・スープ餃子の4種類を販売しています。
北九州市内で初となる「パン・デマンド」の商品は、生カレーパン、ダブルショコラ、福岡県産あまおう、めんたい、宇治抹茶あんこ、プレミアムビターの6種類。
販売開始後は、店内利用後に購入するお客様だけでなく、パンだけを買いに来るお客様もいらっしゃるとのことです。「パンだけでも大歓迎です！」と馬場工場長。
今後は定期的に商品を入れ替えていくことを計画しているそうです。
パン・デマンドの冷凍パンは、オリジナルブレンドの小麦、厳選された国産バターやクリーム、アルカリイオン水を贅沢に使い丁寧に焼き上げています。オーブンから取り出したパンはマイナス45度で急速冷凍をかけ、さらに真空に近い状態で包装しています。したがって、解凍するだけでいつでも焼きたての美味しさで食べることができます。
また、持ち歩き時間を気にしなくてよく、見た目もキュートなミニ食パンは手土産にも向いています。
手のひらサイズではあるものの、90gなので食べ応えもあります。
店舗の外には自動販売機が設置されており、風風ラーメンのラーメンをお店以外でも楽しむことができます。とんこつラーメン、唐揚げ油そば、自動販売機オリジナルの「二郎インスパイア麺」などの商品を販売しています。はずれなしの「当たりくじ」がついていて、店内で使える500円券などが当たります。とんこつラーメンは替え玉付きで1,000円とお得。自宅でも味変しながら食べることができます。
6月5日（月）からは、この季節の定番・冷やし中華がスタートします。価格は税込み800円。
【ラーメン】全7種
・バリ黒豚骨ラーメン 858円
・とんこつラーメン 770円
・しょうゆラーメン 847円
・みそラーメン 847円
・台湾ラーメン 891円
・元祖油そば 847円
・唐揚げ油そば 869円
【焼きめし】
・唐揚げ焼きめし 869円 大盛990円
・焼きめし 715円 大盛836円
【洋食】
・オムライス 1111円
・鉄板焼きナポリタン 957円
・ワガママ大人様ランチ 2321円
【サイドメニュー】
・焼き餃子 352円
・パーコー 374円
・手包み棒餃子 1本286円 2本550円
・唐揚げ 2個264円 3個363円 5個528円
価格は税込表記です。
また、この価格は2023年6月時点のものです。
風風ラーメンLINE公式アカウント
風風ラーメン下曽根店Instagram
風風ラーメン公式Instagram
住所：北九州市小倉南区下曽根１丁目３−２
営業時間：11時～15時、17時～22時（12/31・1/1は店休日）
洋食販売開始のほか、5月15日には、平日限定の日替わり定食をスタートするなど、新たな試みに取り組み続ける風風ラーメン下曽根店。メニューも幅広くなり、さまざまなシーンでの利用が可能になりました。下曽根駅からも近く、駐車場も広いので、徒歩でも車でもアクセスは抜群。
定番のラーメンを、そして新メニューの洋食を、ぜひお楽しみください。
