「北九州にいながらにして、東京のUXデザイン会社で働く」株式会社アジケの仕事紹介 #PR

三井住友銀行やNTTドコモといった名だたる大企業のプロジェクトに参加し、高い評価を得ているUXデザイン会社・株式会社アジケ(本社・東京都目黒区)は、小倉駅前のセントシティ7階のシェアオフィス・ATOMica北九州に九州オフィスを構えています。

株式会社アジケが展開する入浴ブランド「Onsen*」の紹介提供しているデザイン型組織開発/人材育成サービス『Dods』の紹介に続く、第3弾となる今回の記事では、新卒者向けに株式会社アジケの仕事を紹介します。

北九州に居ながらにして、東京のデザイン会社で働くことが叶う株式会社アジケの今後の展望を同社代表の梅本 周作さんに、アジケへの入社の経緯や社内の働きやすさを北九州高専を卒業後、2021年に入社した手嶋 慧太さんにうかがいました。

この記事の一番下から株式会社アジケの新卒募集用ページへ遷移できますので、記事を読んで興味を持った方は株式会社アジケにお問い合わせください。

アジケ東京オフィス入口

卒業後も北九州で働きたい学生やそのご両親におすすめの記事です。

株式会社アジケ 代表取締役 梅本 周作さんインタビュー

ーー「デザイン」という言葉が多用されるようになったと感じています

近ごろ「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉をよく耳にしますが、従来の事業をITの活用で生産性を上げるという話になりがちで、つい“システム”のほうに目がいってしまいます。

しかし実際にシステムを使う“人”が使いにくければ意味をなしません。その状態を解決するのが「デザイン」の役割だと私たちは考えています。

生産性を上げるだけでなく、人をワクワクさせることもできる「デザイン」はITの進化とともにこれから伸びる領域ではないでしょうか。

最近では、システム構築の際に「『ユーザーの体験を考えたデザイン』」のことまで考える需要が高まっていると感じています。一般の生活者がお客様である金融業界からご相談いただくことがあるのですが、例えば銀行のWebサイトが使いにくいと安心感や信頼感を損ね、ブランドイメージを毀損してしまいます。そういったことを大切だと考えていただくようになりました。

我々の「デザイン」の仕事の中に「UXリサーチ=ユーザー体験の調査」と呼ばれるものがあります。画面の試作品をモニターの方々に実際に触っていただき、使いやすいかどうかテストを行うことです。

どんなに試作品をしっかりと作っても、モニターの方々に使いにくいと言われることが案外多く、改めて「デザイン」の大切さを痛感しています。

この話のように、システムを「デザイン」で使いやすくしていくことの大切さに気づいてもらえた、というのが最近の流れではないでしょうか。

ちなみに、テストを行う際にはクライアントの担当者にも同席していただくことがあります。実際のお客様の行動や仕草、振る舞いを見ていただくのも良い気づきになるので。

ーー「デザイン」という言葉が多く使われるようになったきっかけはあったんでしょうか?

きっかけは明確にないと思うんですが、流れとしてはあるなと思ってまして。

ここ10年ほどで、ITを活用したサービスが増えてきました。当然事業として成立させる必要があるので、システムだけではなく「デザイン」も大事だよね、という流れになってきたんではないでしょうか。

ーーデザイン業界の現状について教えてください

デザインと一口に言っても種類が多いんです。広告のデザインや、パッケージデザイン、グラフィックデザイン、そして我々のようなデジタルのデザインがあります。デザイナーは全国におおよそ20万人いるそうなんですがまだまだ少ないですよね。

今後、ITやデジタルの伸びに従って、デザイナーの需要も増してくると思うんですが、現状は需要に供給が追いついていないですね。

見方を変えると、デザインには抽象的なところから考えるデザインと具体的にホームページを作るデザインと大きく二つに分かれます。北九州に限らず、多くの地方都市では後者の仕事をしている方がかなり多いと思うんですが、弊社は抽象的な「デザイン」から考えることを期待されています。

ーーアジケさんが「UXデザイン」に取り組むようになった理由をお聞かせください。

もともとは、広告代理店の下請けの仕事がメインでした。決められた期日と求められる高い品質に対し成果物を出し続けていたんですが、社員が疲弊してしまい、このままの仕事のやり方ではよくないと思いました。

実際に取り組んだ仕事の実績を表に出せないのは、選択している領域が良くないと考え、2013年ぐらいから「UXデザイン」を前面に打ち出し始めました。当初は知人にUXデザインの仕事の依頼をいただき、実績をコツコツ積み上げてきて現在に至ります。

アジケ東京オフィス 作業中のメンバーの様子

ーー現在、北九州市にはどんな課題があると考えていますか?

北九州市にはさまざまな課題があると思います。若い方が希望するような職場が少ないというのもそのひとつではないでしょうか。
街から出ていく若者を食い止められるかどうかというのは、企業単位ではなく街単位で考えなければならないものです。したがって、地域の特徴のうち何を前面に押し出すかなどの戦略を立てていく必要があると思います。

つまり、「北九州市はこういう特徴とこういう歴史を持っていて、ここにリソースを投入しますよ」と宣言することが必要だと思うんです。街が主語の話なのでいろいろ難しいとは思うんですが、そういうことを打ち出すと若者が街にいやすくなるんじゃないかと思います。

実は、アジケが東京だけでなくこちらに拠点を構えるとき「“福岡”に行く」と考えていたので、北九州市と福岡市の違いがよく分かっていなかったんですよね。

当時福岡市が上り調子で、人件費も家賃も高騰するだろうと思い、北九州市を選びました。若い人が多そうだから北九州の方が採用しやすいかなと思ったのも理由のひとつです。

ーー課題を解決するには何が必要だと思いますか?

あくまで私個人の意見ですが、「大学生の起業」を身近にできるといいのではと思います。

福岡市との違いは、若い方が自分たちでサービスを作っている方の量だと思うんです。北九州市はもの作りの文脈に合わせすぎているように感じます。昔から稼働しているシステムを継続させるために若い人たちがはたらく仕事の比率が高く見えます。そればかりではなく、自社サービスを作ったり、新しい事業に挑戦する人たちにお金が回るような仕組みが増えればいいなと思います。


ーーアジケさんの今後の目標をお聞かせください。

言うのが少し恥ずかしいんですが、デジタルのデザインで日本の大きな企業から一番に選ばれるような会社になりたいと考えています。弊社のお客様が海外に展開したいという話が出たときにも一番初めに相談されたいですね

海外のデザインやデジタル業界を見てると、国単位でレベルが全然違うんですよ。やはりアメリカと中国がダントツで抜けています。デザインの見た目だけじゃなくて、インフラとしてのデータとプロダクトの結びつきがうまく疎通できてるなと感じています。日本は5年ほど遅れているのではないでしょうか。

海外にも負けないサービスを作りたい、と相談されたときに、海外の先行事例を理解した上でクライアントに最適な提案ができたらと思っています。

アジケは今全国から社員募集をしています。正直なところ、新人を育てるところには今課題を感じているので、絶賛改善に取り組んでいます。頑張っていただけたら、全国好きな場所から成果を出すことが可能です。北九州にいながらにしてそういった仕事ができる状態を作っていきたいと考えています。

ーー北九州での活動についてご計画はありますか?

先ほど話したような自社サービスを作って育てる方法の講座とかワークショップなど、そういうコミュニティみたいなのを北九州で作っていきたいと考えています。それをきっかけにビジネスが発生して投資が生まれる循環などができたらいいなと思います。

地元に残って就職する、地元を離れて就職する以外に、「起業」という第3の選択肢に関われたらいいなって思います。

株式会社アジケ 新卒募集ページ

株式会社アジケ 手嶋 慧太さんインタビュー(北九州高専卒)

ーーアジケという会社をどこで知りましたか?

北九州高専に在学中、同じ部活の友人が梅本さんと知り合いでした。友人が梅本さんから持ちかけられたプログラミングのアルバイトの話に誘われ、その時にアジケを知りました。高専3年生の時の話です。当時は、会社のことを全然知らなくて、北九州にこういう会社もあるんだなというふんわりした印象でした。

ーーアジケに入社したいと思った理由をお聞かせください

アルバイトを高専卒業までずっと続け、そのまま入社しました。
アルバイトでのアプリ制作を続けていきたいと思ったのと、梅本さんや他の社員の方が素敵なのが入社したいと思った理由です。またデザインの会社でエンジニアとしてクライアントと一緒になって動いていくという働き方にも魅力を感じました。

ーーその頃の将来の目標を教えてください。

正直、学生の頃は具体的な目標がなくて、プログラミングをずっとやっていきたいと思っていたので、プログラミングを続けられる条件を満たす会社選びをしていました。

ーーアジケに入社後はどのような研修をうけましたか?

入社後は基本的にOJTで上長の指導を受けます。自分の場合は、ビジネスマナーの研修動画を見たり、議事録の取り方、周りとのコミュニケーションの取り方を学んだりしました。コロナ禍でリモート勤務だったため、動画を見て学ぶ研修がメインでした。

基本的に、研修内容は上長が決め、職種によって異なります。

自分はプログラミング経験者ということもありエンジニアの研修はありませんでしたが、(アジケが得意とする)UXデザインのフローを一通り1ヶ月半みっちりやるという研修を受けました。
また、若手向けにschooを活用したビジネススキルアップ研修も用意されています。

ーー入社後の学びの機会についてお聞かせください

“自分で学ぶ”がメインで、それに対して会社からの支援があります。「書籍購入制度」では、月に1冊で5000円までならどんな本でも買うことができます。資格を取る場合には受験料を負担してくれる場合もあり、資格取得の後押しをしてくれます。セミナー、勉強会の参加などの費用を負担および一部補助してくれる制度もあります。

また、社内でエンジニア同士、デザイナー同士で情報共有することもでも多くのことを学べます。周りの人も一緒になって教え合う環境があるため、アジケの学習環境はとても良いのではないでしょうか。

エンジニアチームメンバーと談笑する手嶋さん

ーー「書籍購入制度」では皆さんどんな本を買うんでしょうか?

ビジネス系の書籍やエンジニアリングの技術書などさまざまですね。

ーー手嶋さんはどんな本を買いますか?

自分は技術系の書籍が中心ですが、入社してまだ日が浅いため、ビジネス系の本を購入することもあります。この制度にはとても満足しています。

ーーアジケさんにはプログラム未経験でも入社できるんでしょうか?

未経験でも入社可能です。(※)当社には、スクールで学んで入社した方が2人います。「伸びしろ採用」のようなもので、将来性があるか否かは、本人の素養やこれまでにやってきたことで判断されます。その人も今は社内で全然バリバリ活躍されてますよ。

ーー手嶋さんは入社したときからリモートワークですか?

自分が入社したのはコロナ禍中なんですが、その頃はアジケは原則として東京勤務でした。しかし、コロナ禍でリモートワークに移行し、北九州にオフィスがあったため、北九州で就職することができました。

当時はフルリモート勤務でしたが、北九州のオフィスにすぐに行けるということもあり北九州勤務が許可されました。今は北九州オフィスに週1回は出社していて、そのときに北九州勤務の人が集まって一緒にご飯を食べることもあります。

ーーそれ以外はずっとリモートですか?

理由があれば出社しますが、それ以外はリモート勤務です。自分は自宅で仕事をしていて、基本水曜日には必ず出社しています。それ以外は何もなければ家で仕事しています。

ーーリモートワークのやりづらさなどはありませんか?

社内の人に気軽に質問できないなど、距離感を感じることがありますが、それを解消するために「Gather.Town」というバーチャルオフィスを活用し他の社員とコミュニケーションを取っています。

ーー逆にリモートでよかったみたいな話があれば。

自宅が仕事場なので、自分の仕事環境を整えることができ集中しやすいです。出社すると作業中に話しかけられたり、後から騒音が聞こえてきたりするので、本当に集中したい日には出社せず自宅で仕事をします。

ただ、ずっと家にいると気がめいってくることもあるので、誰かと話したいときには北九州のオフィスに出社します。

ーー手嶋さんが感じているアジケの働きやすさを教えてください

定時は10時から19時と決まっていますが、前後に勤務時間をずらすことができます。例えば、今回のような取材がある日には早めに出社して、そのぶん終業時間を早めます。

また、お昼休憩の1時間に加え、任意で30分から1時間の休憩を取得可能な「シエスタ制度」があります。昼休みを伸ばすことができるので、平日の日中に済ませなければならない行政系の手続きなどはこの制度を使って済ませます。昼ご飯の時間を削る必要がないので重宝していて、申請なく使えるのでとても便利です。

業務面では、デザインから実装まで社内で完結できるところに働きやすさを感じています。デザイナーが社内にいて気軽に質問できるため、作業を進めやすいです。

はじめにデザインを作ってそこから実際に制作する際、実装ができない場合があるんです。でもアジケではそういったことを防ぐために、デザインを作る段階でエンジニアが議論に入るので手戻りが防げます。

業務に取り組む手嶋さん

ーー残業はどの程度ありますか?

アジケでは、残業時間は20時間分が給与に含まれており、超過分については別途支給されます。基本的に1人に皺寄せがいかないようチーム体制で仕事をすることが多いのと、リソースの調整を随時行っているので、残業は少ないです。
※補足しておくと、平均時間月10時間ぐらい、局所的に30時間とか基本的

ーー最後に、手嶋さんがアジケでの仕事のどこにやりがいを感じているか教えてください。

アジケではデザインに対しての感度が高いエンジニアと一緒に仕事をすることができます。デザイナーの意図を理解し、協力しながら開発することで、自分自身が成長できることに魅力を感じています。

ーーありがとうございました!

株式会社アジケ 新卒募集ページ