2025年1月12日(日)、ギラヴァンツ北九州は新体制発表会を北九州ソレイユホールで開催。新シーズンに向けた意気込みなどを発表しました。
ギラヴァンツ北九州の石田真一代表取締役社長は、挨拶の中で昨年の成果を振り返りつつ、2025シーズンに向けた意気込みを語りました。「昨年は、一昨年の苦しい時期を乗り越えて、未来に繋がる大きな一歩を踏み出す年となった。チームは前年の最下位から7位に上昇し、ホームゲームへの来場者数は前年比2割増加した」と述べ、特に8月に行われたギラフェスで1万2448名の観客を迎えたことを強調しました。
また、クラブの目標として「日本で一番地域を愛するクラブ」を掲げ、2030年にはJ1昇格を達成する意欲を示しました。環境に優しいクラブ運営と地域貢献を重視し、「サステナビリティ」「データ活用」「パートナーシップ」の3つのキーワードでクラブを強化していく方針が発表されました。
続いて、スポーツダイレクターの池西希氏がチーム強化の方向性について説明しました。池西SDは「昨年の成績を踏まえ、守備や得点力をさらに強化する必要がある。今年は、選手同士の連携を深め、決定機の精度を高めることを目指す」と述べ、特に攻撃面の改善を強調しました。また、選手たちには「チームの勝利に向けて、全員が一丸となることが求められる」と語り、昇格を目指す厳しい道のりに対する覚悟を示しました。
池西SDは、2025シーズンに向けて「守備の強化」や「安定したボール回し」に加え、「試合の終盤における勝負強さ」を重要な課題として挙げ、これらの改善を通じて昇格を達成する意欲を表明しました。
昨シーズンに続いて采配を振るう増本浩平監督も、シーズンに向けた目標を共有しました。増本監督は「目標としては優勝しか考えていない。今年も選手たちと一緒に、最後の試合を皆さんとともに喜び合いたい」と力強く語りました。また、「今年は昨年以上に面白い試合をお見せできる自信があるので、より多くの方にスタジアムに足を運んでいただければ嬉しい」と、サポーターへの期待を込めたメッセージを送りました。
また、新体制発表会では、15周年記念のプロジェクトロゴが発表されました。また、ギラヴァンツ北九州は「With!! KITAKYUSHU ~SDGsプロジェクト~」として、SDGsに取り組む姿勢を示し、今年のユニフォームデザインにもそのメッセージが込められています。ユニフォームには17色のSDGsマークを基にしたグラフィックが使われ、北九州市内の5つの区(門司・小倉・若松・八幡・戸畑)を袖にデザインして、地域との繋がりを表現しています。
新加入選手の会見も行われ、サポーターの前で自己紹介が行われました。
今年の新加入選手は下記の通り。
- GK杉本光希選手(ジュビロ磐田から育成型期限付き移籍)
- GK谷口璃成選手(ファジアーノ岡山から完全移籍)※会見には参加せず
- DF坂本稀吏也選手(モンテディオ山形から育成型期限付き移籍)
- DF辻岡佑真選手(いわきFCから期限付き移籍)
- MF木實快斗選手(セレッソ大阪から育成型期限付き移籍)
- MF高柳郁弥選手(大宮アルディージャから期限付き移籍)
- MF東廉太選手(FC東京から育成型期限付き移籍)
- MF星広太選手(鹿児島ユナイテッドFCから完全移籍)
- MF町田也真人選手(大分トリニータから完全移籍)
- FW樺山諒乃介選手(サガン鳥栖から育成型期限付き移籍)
- FW河辺駿太郎選手(鹿児島ユナイテッドFCから完全移籍)
- FW吉長真優選手(ジュビロ磐田から育成型期限付き移籍)
- FW吉原楓人選手(柏レイソルU-18から新加入)
また、選手たちによるトークショーも開催され、シーズンに向けた抱負やサポーターへのメッセージが語られました。
2025シーズンの新体制発表会は、ギラヴァンツ北九州のさらなる成長と地域との繋がりを強調する内容となり、サポーターにとっては期待の高まる一日となりました。今年のシーズンも、地域とともに歩み、さらなる躍進を遂げることが期待されます。