タカギ北九州 上村紗輝の粘投実らず 東地区首位の戸田中央に完封負け(2025年5月11日)

JDリーグ2025 第4節|タカギ北九州ウォーターウェーブ 0-4 戸田中央メディックス埼玉
(2025年5月11日/福岡トヨタ的場池スタジアム)

2025年5月11日、福岡トヨタ的場池スタジアムで行われたタカギ北九州ウォーターウェーブのホーム第2戦は、戸田中央メディックスに0対4で敗れ、2日連続の完封負けとなった。

タカギの先発はここまで5試合に登板し2勝を挙げている上村紗輝。防御率1.67と安定した投球が光る。この日も4回まで要所を抑える投球で無失点に抑えたが、5回に先頭打者への四球をきっかけに、本塁打を許し失点。6回1/3を投げ4失点と粘りの投球を見せたものの、援護を得ることはできずに今季2敗目を喫した。

タカギ北九州ウォーターウェーブの先発・上村紗輝

守備では、今季主将を務める山根悠夏、細野摩ならの好守で上村を盛り立てた。攻撃では主砲・樋口菜美が意地の2安打を放つも、戸田中央のジョージナ・コリックー後藤希友の継投の前に得点には至らなかった。

好守で上村を盛り立てた山根悠夏
打撃好調の細野摩なは守備でも活躍

ホーム2連戦を連敗で終えたタカギ北九州は、次節・5月17日(土)のSHIONOGI レインボーストークス戦(@愛媛県西条市ひうち球場)での巻き返しを目指す。

試合後、洲鎌夏子監督は次のように振り返った。


洲鎌 夏子監督 試合後コメント

――今日の試合を振り返っていかがですか。
4回まで0対0で進んで、4回裏の攻撃で点を取り切れなかったことで、流れを相手に渡してしまった試合でした。

――昨日話されていた「入りの部分」についてはどうご覧になりましたか。
その点は良かったですね。、先発の上村がしっかり抑えてくれていたので、そこは評価したいです。

――今日は打順を大きく入れ替えて臨まれましたが、その狙いは?
相手の先発を後藤(希友)と読んでいたので、右バッターを並べて打順を組みました。先発はコリック投手でしたが、いい流れは作れたと思っています。

――4回までの展開を見ると、勝ちにつなげたかったですね。
4回裏に点が取れなくて、5回表の先頭打者を四球で出してしまったことが大きかったと思います。これはオープン戦のころから続いている課題で、ここが今日の試合のキーポイントだったと感じています。

――守備ではいいプレーもありました。
昨日は内野手のミスが目立って、取れるアウトを取れないと勝ちにはつながらないので、今日は内野手でリズムを作っていくことを意識して試合に臨みました。

――昨日おっしゃっていた“泥臭さ”のような部分は、今日は見えましたか?
はい、今日は選手の“一球に”対しての思いが伝わったプレーが多かったんじゃないかなと思います。