九州の大学生を代表する右腕・渡辺翔太投手インタビュー(北九州高校→九州産業大学)

ⓒH.Kanada

ー九産大を目指したきっかけをお聞かせください

北九州高校の先輩である福森耀真さん(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)と一緒にプレーしたいと思って、高2のときから九産大に行きたいとずっと思っていました。3年春まで実績がなかったので難しいかなと思っていましたが、最後の夏でベスト4に残ったことで九産大に進学することができました。

ー大学でのプレーで感じたことはありますか?

大学に入ってからは、やはりレベルの違いに戸惑いました。高校のときにはストレート、スライダー、パームボールの3種類しか投げていなかったのですが、3種類では抑えられないなと感じて、カットボールを覚えました。

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ー渡辺投手の持ち味を教えてください

強みは変化球のコントロールとパームボールです。
大学で持ち球が増えました。今はストレート、カットボール、スライダー、カーブ、パーム、スプリーム、ツーシームで、カットボールは縦と横を投げ分けています。空振りを取りたいときは縦で右バッターのときは横。パームも早いパームと遅いパームがあります。
実は、パームボールは中学のときから投げているんです。中学1年の終わりのときに遊びで覚えてから、10年近く投げ続けていることになりますね。
パームボールって投げている人も少ないですし、言ってみたら魔球じゃないですか。もっと極めて、野球をやめるまでパームボールを投げ続けたいと思います。

ー大学野球の最後のシーズンを迎えました

現在(インタビュー時点)、18勝負けなしなので、20勝の大台に乗せて負けずに大学野球を終わりたいです。コロナ禍で1年間試合ができなくて勝利数が稼げなかったので、その分無敗で終わりたいと思っています。

ー将来の目標を教えてください

球団、順位に関係なくプロ(NPB)に行きたいです。
日本代表のメンバーはドラフトに関してはライバルですが、プロで同じ球団になったら、仲良くやっていきたいと思います。

ーありがとうございました。次のステージでの活躍を期待しています!

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